「乙女のワルツ」が、片思いの大失恋だとすると「紅い花」は、つきあっていた彼から振られての悲劇のストーリーであるといえるでしょう。駆け落ち同然で、駅で落ち合い、どこか遠くへ行こうと約束していた彼だったが、その彼は時間が過ぎても現われない。どうしたのかしら、何かあったのかしらと考えながら、時間が過ぎていく。そこで彼女は、はっと気づいた。<これは裏切られたんだ。そんなばかな・・・>そこで感じる女心が唄われています。
♪胸までしみる はげしい雨に
うたれて私は 立ちつくす
あなたが来ない 乗りかえ駅の
ホームに咲いてる 紅い花
私は泣かない ふるえているだけ
私は泣かない もう大丈夫♪
ここまでの詩では、“泣きたくても泣かないわ、泣いてたまるもんですか、今は雨にうたれて寒いだけ”と悔しさと悲しさで、ある意味、負け惜しみの言葉を心の中でつぶやいているように感じます。次に
♪今にも折れて 流されそうな
私に似ている 紅い花
あきらめましょう あなたのことは
やっぱりうそつく 人だった♪
ここまでは、駅のホームに咲いている紅い花、この花は細く、か弱げで、雨に打たれて今にも折れて飛んでいってしまいそうだ。まるで今の私のようだという心情を表しているのだと思いますが、私がイメージしたのはフリージア。特に花に詳しいわけではありませんが、ふわっと頭に思い浮かびました。ちなみに花言葉は‘期待、感受性、純潔、あこがれ、慈愛、無邪気’などだそうです。松田聖子さんの「風たちぬ」でもでてきますね。
次回続きます。