赤いクルマ Ⅲ

その後、運転免許を取得した私は、車を購入するとしたら、色は絶対赤にすると決めていた。そして念願叶ってはじめての車は赤(初代の日○パ○サー1300cc)いスポーティなクルマだった。その後は白い車、そして再び赤のサ○ノ○になるわけだが、このサ○ノ○は特別意識して、赤にしたわけではなかった。ミニコンからはもう何年もたっていたので、あのサッコのトークは忘れていたのだが今こうしてサッコサイトと出会い、車の購入を決める今になってなぜかフッと思い出したのだ。

その後また何年かたち、その次はさすがに30を越えて子供も生まれていたので赤のスポーツタイプの車ではなく、濃紺(ト○タ○パ○オ1800cc 4WD)のゆったりとしたファミリーカーにした。その○パ○オも4度目の車検を前に、お別れする日が近づいてきた。自分にとっては凄く感慨深い。想い出がいっぱい詰まっている車だ。先日、○パ○オを購入したディラーへ行って話をした。何度もお世話になっていて点検から修理、店の催しなどがある時はいつもここでお願いしている。その販売店の中に昔からの知り合いがいる。整備士をしている快活な女性だ。以前、市内でソフトボールチームを結成していたのだがそのメンバーだった仲間だ。(現在は結婚したり引っ越したりして人数が揃わず休止状態だが)私より13歳も年下の彼女だが車ではいろんな面で彼女にお任せしている。私と○パ○オの事はすべてといっていいほど把握している。彼女にあの言葉を口にしてみた。「何年も乗ってきたクルマだから“とても可愛い”けどね」と。私がこんな言葉を使うなんて・・と彼女はちょっと意外そうな顔をしてみせた。私自身も初めて使ってみた言葉だ。だがこれはサッコの表現を受け売りしたにすぎないのだが、この気持ちは本心だった。

もうすぐ新車が来る。しかし、さすがに赤いクルマではないが・・・
その代わり、この車との別れがくるかと思うと一抹の寂しさが残った。

赤いクルマ  終

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