« 単なる日記:救急の日 | メイン | 単なる日記:9月11日 »

美咲のちょっとだけ辛口交じりトーク:オリジナル

私は実は結構オリジナル曲が好きです。ここでいうオリジナルというのはカバー曲に対するオリジナルではなく、最初にレコーディングされた、最初にレコードあるいはCDとして発売されたときの曲、歌です。初々しくて懐かしかったりもして、いいじゃないですか。 皆さんがCDやレコードの曲を聴いているときはそういう気持ちではないでしょうか? いくら歌が下手であっても(発展途上であっても)、表現力が足りなくても、発売当時に何度も聞いた曲、歌が心と頭にしみついてしまっていると、後でどれだけうまくなった歌を聞いても最初は違和感を持ってしまうことが多いです。それにも慣れてしまえばそれもまた良くなるのでしょうけれど。

一方で、必要以上に音を伸ばしたり、フレーズの歌い出しをやたらと遅らせるなど、妙な歌い方をする歌手がいます。偏見かも知れませんが、特に演歌歌手にありがちなこの歌い方を聞くと、はっきりいって腹が立ちます。J事務所5人組S○○○○のKTなどにもややこの傾向が見られます(このグループの別のメンバーのファン談)。 小手先のテクニックにおぼれると言うのか、オリジナルのまま歌って進歩が無いと思われのが嫌なのか、飽きられると思っているのか、楽譜どおりに歌うとうまく聞こえないと思っているのか・・・ もちろん、単に楽譜どおりに歌うことがよいわけではなく、それが「うまい」とうわけでもないですが、どうにも我慢ができないほどリズムを外すのは止めてもらいたいです。いい歌はオリジナルのまま歌っても決して飽きられることはないです。

もちろん、曲のアレンジを変えて別バージョンにしたり、コンサートなどで違う感じを出したりすることとは全く別の話です。

と、これだけネタ振りをしておいて、(ここまでは書いていてどきどきしました) そうではない歌手ももちろん多いですよね。

たとえば、岩崎宏美さんはいつまでもオリジナルに忠実に歌われているように感じます。実際には歌唱力も更に増し、表現力もアップしているのでしょうけれど、それでいて昔聞いていたのと同じようなイメージで聞くことができます。昔から完成されていた、あるいはそれに近い実力の持ち主だったのだと思います。
私のおぼろげな記憶では、美空ひばりさんなんかもそうだったような気がします。(違うかなあ)

そして、我らがサッコさんの最近の歌にはオリジナルを大きく超えた、新しい曲としての感動をおぼえます。単なるテクニックだけではなく、体の奥から湧き出てくる表現力とかパワーを感じますよね。心の底から歌いたいというエネルギーが湧き、それが声となって吹き出ているって感じでしょうか?
だからみんな今でもサッコさんに引き寄せられて、スケジュールを調整し、遠いところまでライブやイベントを見に行くのですよね。

==== 完 ====

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.dcnblog.jp/t/trackback/104681/6525873

美咲のちょっとだけ辛口交じりトーク:オリジナルを参照しているブログ:

コメント

 楽譜とずらして歌うことが小手先のテクニックか表現の一環かは、境目が難しいですね。表現上の必然性があってずらすのであれば、耳障りではないのですが。ぼくが耳障りなのは松山千春さんですね。
 サッコさんも、ステージでの「乙女のワルツ」、転調後のところはかなりずらして歌いますよね。楽譜からすると1.5拍ぐらい遅れてると思います。が、ぼくは「小雨降る日は」の「は」の声が大好きなので、なんぼでも伸ばしてもらって結構です(笑)。
 ひばりさんは、確かエッセイで、元のリズムを崩して歌う歌手を批判しておられたと思います。が、そう言うひばりさんも、「悲しい酒」の三番の歌い出しはまるまる一小節遅れで入ってましたけど(笑)。あの曲を楽譜どおり歌っても、面白くもなんともないですからね。

宏美さんに関していえば、‘聖女たちのララバイ’が’04バージョン(3回ほどレコーディングしてるとの事)‘あざやかな場面’が’04バージョン‘すみれ色の涙’などが別のバージョンで歌っています。彼女の場合、ポリープの手術をしたせいか、全くオリジナルと同じように歌っているわけではありませんが、それでも一般の方に比べれば比べようがないほどの群を抜く歌唱力です。私もへたに編曲?して歌う歌い手さんにはがっくりくる方もいますが、サッコや宏美さんなどは、オリジナルを超えた新鮮な曲に思えるので、いつ聴いてもあきないししみじみと聞き入ってしまいます。

まるよしさん、
松山千春さんは、あれで自分の歌には絶対の自信をもっているようですね。
サッコさんは文句をつけることろは思いつけません、何でも受け入れます。ということでは良くないかもしれませんが。誰か厳しい指摘をできる人はいますか???
ひばりさんが、そんなことを書いていることはまったく知りませんでしたが、昔の歌は昔歌ってたとおりに聞こえていた記憶があったので。

かなみさん、
ヒロリンがそんなに歌いなおしているというのは知りませんでした。先日の「名曲の時間です」で歌った「ロマンス」などまったく昔の曲との違和感なく聴けました。
ヒロリンの歌唱力をもっとも認めている人の一人は他でもないサッコさんだと思っています。

コメントを投稿

女の歌

最近のトラックバック

ディスコグラフィー(アルバム)

  • <small>木枯しの二人 伊藤咲子  歌謡デラックス</small>
    アルバムのディスコグラフィー。すべてサッコ本人のコメント付きです。

<big><b>ディスコグラフィー(シングル)</b></big>

  • <small>(番外)セブンイレブンファミリーソング「友達になろう」(非売品)</small>
    シングルのディスコグラフィー。すべてサッコ本人のコメント付きです。

website

Powered by Six Apart