アーカイブス:思い込み(2006年7月23日)
↓これは、2006年7月23日に美咲が掲示板に書き込みしたものです。
人間の記憶の曖昧さや思い込みとは恐ろしいものである。
私は自分自身がサッコさんがデビューしたときからずっ~とファンであると信じて疑っていなかった。いや、基本的には間違っていないと思う。ではサッコマニアかというと疑わしくなった。
スタ誕のデビューコーナーで一目見て気に入り、生まれて初めて自分のお金で買ったレコードは「ひまわり娘」だし、ドライビングポップスは毎日聞いていたし、月刊明星は毎月買っていたし。
シングル曲は全部知っているし、LPも「ひまわり娘」以外は全部持っている。実はひまわり隊に入って思い返すまでシングルレコードも全部持っていると思っていた。ところが、実はシングルレコードはあまり持っていないことに気づいた。(貧乏だったのか?失くしたのか?多分買っていないのだろう)
LP「ひまわり娘」を持っていなかったのは、小遣いも少なく、レコードを買うこと自体が非常に贅沢だと思っていた時代だったからだ。買えるようになったころには、店頭にはすでになかった。
(もちろん、白盤などのマニアックなものは持ち合わせていない)
それに、よ~く思い返してみると妙な空白の期間があるような気がする。
サッコさんがデビューしたとき、「ひまわり娘」の頃、私は中学2年生。「夢みる頃」が発売されたときも当然中学2年生。ところが、私が「夢みる頃」を口ずさみながら登校していたのは高校の頃。中学は徒歩通学で、高校は電車通学だったからこの記憶は間違いない。
ということは、私が「夢みる頃」の曲と歌詞を覚えたのは高校時代?これはいったい何だろう?
前述どおり、LP「私のカレンダー」は持っている。これ、いつ買ったんだ?発売と同時なのか?
「木枯らしの二人」のシングルレコードも持っていない。でも何度も聴いた。どうやって聴いたのか?やっぱり「私のカレンダー」?多分そうなのだろう。では、なぜ中学時代に「夢みる頃」の記憶が無いのか?
「夢みる頃」個人的には好きな方の上位に入る曲ではない。(ごめん)。 でも記憶が無いのは不思議としか言いようがない。
そういえば、なけなしの小遣いで買ったと思われるLPがある。
東芝レコードが出した「リクエストベスト16-’75~’76-ゴールデンヒット」だ。タイトルと内容からして、’76年の前半に発売されたものと思われる。ということは、すでにLP「乙女のワルツ」も持っていた、はず。
このLPには、こんな曲が入っていた。
「裏切りの街角」 甲斐バンド
「今はもうだれも」 アリス
「あの日に帰りたい」 荒井由実
「ルージュの伝言」 荒井由実
「青い空はいらない」 がむがむ ←誰だこれ?
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
「スモーキン・ブギ」 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
「我が良き友よ」 かまやつひろし
「乙女のワルツ」 伊藤咲子
「好きよキャプテン」 リリーズ
「頬にかかる涙」 片平なぎさ
「木枯らしの二人」 伊藤咲子
「北上川」 岡崎友紀
「風のない日」 城みちる ←ヒューヒュー
「でも、何かが違う」 鈴木ヒロミツ
「泣きどころ」 ポピーズ
当時私は、荒井由実も知らなかったし、アリスがどんな歌手なのかも知らなかったし、もちろん甲斐バンドもまったく知らなかった。
これで値段はいくらだったのだろう。帯がなくなっているのでわからない。しかし、シングルレコードの数倍の値段で、これだけの曲が入っているのはお買い得、かもしれない。でも「木枯らしの二人」と「乙女のワルツ」を聴きたいだけなら買う必要は無かった、はず。
ということは、やはり当時からちょっとはサッコマニアだったのか・・・
実際、今となっては貴重な一品かも知れない。
コメント