テレビ番組について(1月24日)
最近、キー局から地方のテレビ局へ配給され毎週数日遅れで流されている番組が突然1回飛ばされたという大問題が発生したことと、情報番組でデータ捏造の問題が発覚して大きな社会問題に発展していることを見て思ったことを書きたいと思います。
前者については、1月23日の美咲日記にも書きましたし、そのコメントにも私なりの意見を書きました。私の場合は助けてくれるお仲間がいるので何とか番組は見れそうですが、普通はどうすればよいのでしょうね?毎回楽しみに番組を見ている人、毎回録画して残している人はいったいどうすればよいのでしょうか?もうこれ以上書くこともないのですが、今回の状況に最適な言葉を見つけたので、最後にこれを書いて終りたいと思います。
今回のこの地方テレビ局の番組編成は、『視聴者に対する裏切り行為です!!』 (この件はこれで完結します)
これに類似する話で、ニュース速報のテロップもあります。自分が好きな番組を見たり、録画しているときにテロップが流れると非常に邪魔ですし、気分がよくありません。とても悲しくなることもあります。もちろん速報すべきニュースや情報もあるでしょう、地震速報などはそれに類するかも知れません。しかし、どこやらの知事選で誰が当選したなどという情報は番組の邪魔をして速報する価値がある情報とはまったく思えません。あとからゆっくり報道番組で見れば済むことです。速報すべき情報かどうかという価値判断はどこにあるのでしょう???
さてデータ捏造問題ですが、皆さんご存知通り「納豆で減量できる」という趣旨の番組でデータ捏造や改ざんを行ったという話です。結果として、スポンサー降板、番組打ち切り、会社の担当者と責任者の引責などが毎日報道されていますね。
これはこの番組を作成した会社や担当者に問題があることは間違いありません。言い逃れもできない明らかな責任があります。テレビ放送、情報番組などの信頼を低下させることになりかねませんし、食品メーカーにも打撃を与える大きな社会問題になっています。では、これは放送する側だけの問題なのでしょうか? 私は番組を見る側にも問題はあるように思います。何でも信用しすぎです。
非常に意地悪な見方として、こういったバラエティ系の情報番組の最後に、「この番組はフィクションであり、登場する会社、人物、データのすべてあるいは一部は架空のものです。」と流してはどうかと思ったりします。
もちろん信頼できる情報もあるでしょうし、藁をも掴む気持ちでその情報にすがる人もいることでしょうから、全てを否定するわけではありませんが、日々流れるこの類の情報に振り回されている視聴者側の行動は私に信じられないです。ある商品が何かに効果があると聞くと翌日すぐ買いに行くという行為は人間の本能なのでしょうか?それが世の中の消費行動を促して経済活動を支えているのですから、それをすべて止めろとも言えませんが、もうちょっとよく考えて行動してもよいと思いますよね。この手の情報番組で最も興味を引かれるテーマは、「きれいになる」「やせる」「健康になる」だと思いますが、たまたま私の場合はほとんどどれにも興味がないので結果として行動に移ってないだけかも知れませんね。サッコネタだとすぐ行動するでしょうから。
今回もっとも被害を受けた中の1つが納豆食品を作っている食品メーカーでしょう。突然店頭から納豆が消え、お客様の要請に応えて緊急増産をした結果がいきなり「実は効果がなかった!」と言われて、残ったのは在庫の山。しかも増産した分の利益も得られてないようです。損害賠償を求めることもできないでしょう。 残念ながら私は納豆を食べられませんので何の協力もできません。
どう話をまとめればよいかわからなくなりました。
私自身は結構テレビ人間です。だからこそ言っているのですが、テレビ番組や放送局のやっていること、言っていることには常に疑いの目を持って見たり聞いたりすることが重要だと思います。私はほぼそうしているつもりです。
常に関西風にテレビ番組に「突っ込み」を入れてみてはどうでしょうか? 『そんなやつ、おらんやろう~』とか。。。
==== 完 ====
私はもう昔ほどテレビそのものを見なくなっています。
野球中継と歌番組とNHKニュースだけです。信憑性の高いものしか見ていないのです。
古くはアフタヌーンショーのやらせ事件もありました。その為ワイドショーも信用できなくなりました。
我々がサッコネタにすぐ反応するように、別の分野においても同じような視聴者が
存在しますよ。そして情報を見極める眼も必要だと思います。
捏造・やらせはもちろん許されることではないですが、それに付いていってしまう
視聴者にも問題があると私は思います。
私自身はダイエットは全く興味ないので、仮に見ていても納豆を
買うことはなかったでしょう。それにもし納豆に絶大なダイエット効果があるならば、
医療系雑誌にもっと紹介されていてもいいはずですが、そういう話は知っている限り
聞いたことがありません。ダイエットのために嫌いな納豆を泣きながら食べた人が
いるかもしれませんよ。。。
日本人の野次馬根性は今に始まったわけではないし、
おそらく国民性なのかもしれません。
今も抗議の電話が続いているようです。納豆をダンボール一箱買い占めた人が
たぶんきっといることでしょう(^^;;
でも、まあ今回のことがいい薬になったのではないでしょうか。
◎広島のテレビ局にも困ったものです。大災害の報道番組で放送中止になるならともかく。。。
もう2度と繰り返してほしくないですね。
投稿: なおと | 2007年1月25日 (木) 09:58
突然1回飛ばされたという問題は、やはり悲しいかな地方局の泣き所という気がします。何度も言ってますが、こちらではTBSが全国唯一無い県なので、飛ばされるどころか番組そのものを見る事できませんから何をやっているかさえわかりません。何かドラマなどで話題になっている番組があるとついていくことができません。もうあきらめの気持ちになってしまいます。最も、県内では当然話題になりませんがね。テレビは首都圏主体のメディアという体質は昔からもこれからも変わらないでしょうから、再放送を見るぐらいしか手だてはありません。でも見たかった番組が1度飛ばされて憤慨する気持ちはよ~くわかります。
データ捏造問題は、今に始まった問題ではないと思います。いつだったかも十数年前に、ワイドショーでやらせ問題が発覚しましたし、かつてあのNHKでさえもドキュメンタリー番組であったはずだと思います。こんな時だけ騒ぎ立てて番組を集中非難するメディアもどうかと思います。ある方の話ですが、ある国で食中毒にあって、当日、そこで食事をした200名近く(殆ど外人)がやられたそうですが。日本の新聞は、国同士の友好の為にならないと言って報道しなかったそうです。私たちが知らないところで大切な事は報道されないとは・・情報って何なのでしょうね?
投稿: かなみ | 2007年1月25日 (木) 11:57
番組を1回飛ばした件については、
まあテレビ局側としては、その番組を必ず毎週放送するとはどこにも書いてませんし、誰にも約束しているわけではないので、誰に断ることもなく都合の良い編成をしても良いことになるんでしょうね。
なおとさん、
> それにもし納豆に絶大なダイエット効果があるならば、医療系雑誌にもっと紹介されていてもいいはずですが
そうなんですよ。あの番組だけが毎週すごい発見をしているとしたら、長年一生懸命研究している人たちの努力は何なんだろうってことになりますよね。
> ダイエットのために嫌いな納豆を泣きながら食べた人がいるかもしれませんよ。。。
それならそれで、別の意味で効果があるかも知れませんね。
> 納豆をダンボール一箱買い占めた人がたぶんきっといることでしょう(^^;;
はずかしくって、人に言えないでしょうねえ(笑)
かなみさん、
番組を作る方もタイムリミットと視聴率というノルマに追われているのでしょうねえ。
他局は鬼の首でも獲ったように報道して、ついでに「自分達も気をつけなければ」って言いますね。
> 私たちが知らないところで大切な事は報道されないとは・・
誘拐事件などで報道に制限をかけるというのはよく聞きますが、色々とあるんですね。
投稿: 美咲 | 2007年1月25日 (木) 19:52
●かなみさん
> TBSが全国唯一無い県なので、飛ばされるどころか番組そのものを見る事
> できませんから何をやっているかさえわかりません。
福井もTBSないですよ~(笑)。テレビ朝日系もありません。一部の番組だけが日テレ系の曲でクロスネットされるのみです。だから、美咲さんの歯痒さはよく分かるものの、悪いけれど、一回とんだくらい、贅沢な悩みにも見えてしまうんですよ。
ぼくは今回、神戸の実家で録画しておいてもらいました(まだ観てませんが)。
●美咲さん
> まあテレビ局側としては、その番組を必ず毎週放送するとはどこにも書いてませんし、
> 誰にも約束しているわけではないので、
そうはいっても、連続ドラマを一回とばしたりするのは信義にもとるし、そんなことはよほどのことがないとしないと思います。でも、週替わりのゲストが出るトーク番組が一回とんでも、さほど影響はないですから、こういう事態も残念だけどしかたないかなと思います。
テレビはいろんな立場や価値観の人が見ているんですから、例えば「何でくだらない番組などやってないで選挙結果をさっさと知らせてくれないんだ!」という人もいるでしょう。テレビ局にとっては番組内容も情報だし選挙速報も情報、どっちを優先できるもんでもないと思います。
そういうことで、ぼくが美咲さんの立場でも、同じくらい憤慨し残念がるとは思うんですが、テレビ局をそこまで批判する気にはならないかな、と思います。意見が違って不愉快なら、ごめんなさいね。
データ捏造については、全く問題の次元が違うので、ぼくも同じく憤りを感じています。テレビというメディアの影響力を自覚して慎重に情報を発信してほしいですね。
投稿: まるよし | 2007年1月25日 (木) 22:24
完結した話題には触れずに、捏造報道についてです。
日本人はホントに情報に流されやすいですね。
1月始めは東京で年末に起きたバラバラ殺人事件についての報道が中心でした。
その後不二家の期限切れ食材のニュースが中心になりました。
週末に宮崎県で東国原知事が当選すると、ワイドショーやニュースでは直後に発生した
鳥インフルエンザとともに東国原知事の話題が中心です。
明日以降は?相撲の八百長報道?新たな偽装ホテル発覚?JAの着服事件?
仕事から帰ってTVを点けると「地獄に落ちるわよ!!!」さんが相変わらず活躍してる
し、夜は夜で「オーラ」さんも活躍中、さらに新たに「青森」さんが現われたりしてる...
1時間のバラエティー番組で言っていることを鵜呑みに信じてしまうのん気な国民ですね
”日本人”。
「あるある大辞典Ⅱ」だけが悪者扱いされて、繰り返し批判を続ける他のマスコミ、その
批判をさらに”鵜呑みに信じて”関西テレビやフジテレビなどに1万人以上の苦情を伝え
た多くの人も”日本人”。
危機意識が無く、不自由無く生活出来るがために、自己中心的で他人依存した”日本
人”がどんどん拡大しているのでしょう。
また誤った個人情報保護や格差社会の問題などから、人付き合いも”疑心暗鬼”にな
りギスギスした人間関係も身近な問題です。
エッおいらですか? フリーな人なので社内の上司にゴマすることもありませんし、収入
少ないんで威張ることも出来ないです。友達もいないので人間関係に悩むこともありま
せん。ホントに? (この話も完結)
投稿: kumoco | 2007年1月25日 (木) 23:50
まるよしさん、
意見が違うことはまったく不愉快なことではありませんので、それは気にしないで下さい。
今回私が書いたことは、おもいっきり自分中心で極論であることはわかっているつもりです。読んでる人を不愉快にさせてしまったかもしれません。あまり批判することは好きではないのですが、するときには思いっきりやります(笑)
こんなことを書いた理由は、もちろんサッコさんが出演した回を飛ばされたことがきっかけですが、もう1つ思うところがあったからです。
かなみさんのブログの「当たり年?」で電気製品の不良の話があったと思いますが、メーカーの立場からすると、何万台、何百万台も製品を作れば、そのうち何台かは必ず動作がやや不安定なものもあるとわかっています。もちろん生産時や出荷前には品質チェックは行いますが、不幸にも市場で不具合が発生するのは止むを得ないと考えられています。でも、たまたまそれを購入してしまったユーザーにとっては、唯一の物なので「運が悪い」で済むものではありません。修理に出せば、だとえ無料でもその期間使えなかったり、一度修理に出した物って不安だったりしますよね。
それは放送も同じで、すべての人に満足してもらえる番組や編成をするのは無理だとはわかっていても、見ている個人は自分のペースを乱されると気になります。ひどい場合には怒ります。
というわけで、今回は自分の立場を(実際の)メーカー側ではなく、一ユーザーとして、思いっきり怒って批判してみました。
まあ結果はともかく、編成をする人が実際にどれくらいの人の気持ちを天秤にかけているかをちゃんと認識していてくれれば救いがあると思っています。
あとは、作る側(製品でも番組でも)は、妥協せずにすべてのユーザーを満足させられる物づくりを追求することが必要だと思ったりします。。。
だいぶ話が飛んでいってしまいましたね(笑)
投稿: 美咲 | 2007年1月26日 (金) 00:01
kumocoさん、
たびたびの登場、ありがとうございます。
本当に話題には事欠きませんね。TVに出てくる人は同じ人達ですしね。
「あるある」の件は、私にとっては、この手の苦情を直接被害を受けてもいないのにテレビ局に苦情の電話をするのがよくわかりません。(あんまり人のことは言えませんが)
結局、私も同じ”のん気な日本人”の一人なんでしょうね。
> 友達もいないので人間関係に悩むこともありません。
昔の仲間達はどうしてるんでしょう???
投稿: 美咲 | 2007年1月26日 (金) 00:13