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2006年1月

2006年1月29日 (日)

vol.9 ひまわり娘エトセトラ

Photo_77Photo_79ブログタイトル「ジャンルいろいろ」のコメントで「いい娘に逢ったらドキッ」歌っている時のサッコちゃんって衣装にヘアスタイルになんとなく「ひまわり娘」を彷彿させると言いましたが、いかがでしょうか。ショートカット、黄色のミニワンピ、そしてタイトルに「娘」がついてる…ただそれだけなんですけどね(笑 ところで、この歳になってあらためてどちらのサッコちゃんも高校生なのだと思うと、なんだかその凄さにしみじみ感じ入るものがあります。高1のサッコちゃんと高3のサッコちゃん、ひゃ~高校生か~

「ひまわり娘」サッコファンの中にこの歌がサッコのデビュー曲である、ということを知らない人はいないと思いますが、今日は二つの出版物についてご紹介。 一つは阿久悠先生の「夢を食った男たち」。副題の-「スター誕生」と黄金の70年代-の通り、アンチ・ナベプロ派のクーデターの如く始まった番組「スター誕生」を中心に阿久先生から見たさまざまなエピソードが書かれている一冊です。その中にはもちろんのこと「伊藤咲子」という項があって、ロンドンレコーディングを中心にサッコのデビュー当時のことが描かれています。Photo_80 伊藤咲子 まだ15歳の伊藤咲子を連れて、レコーディングのためにロンドンへ行ったのは、1974年になってすぐのことである。たかが15歳の少女歌手デビュー曲を、ロンドンまで出向いて録音するというのは、如何にも大仰なことのように思われるが、これは渋谷森久のプランである。その頃、「スター誕生」は百回を過ぎ、絶頂期には達していないものの、充分それを予感させるものがあり、内なる競争も過熱の傾向にあった。他との区別を何によってつけるかが重要になり、特に複数で指名を受けた合格者を獲得するためのプレゼンテーションは、学校のこと、待遇のこと、それに、企画のことと条件を出し合い、激しく競った。東芝EMIレコードの渋谷森久が、伊藤咲子を獲得する材料として出したのが、当時としては、いささか異例に思われたロンドン・レコーディングであった。それもあって、伊藤咲子は、レコード会社は東芝EMI、プロダクションは、このての企画を受け入れるというところということで、オフィス・ツー・ワンに決まった。渋谷森久の抑揚はなおつづき、それはあくまでも、他の少女歌手とは違う路線を歩ませたい、歌唱力で勝利を得る歌手に育てたいという、意欲と意地のあらわれであった…この続きは阿久悠著「夢を食った男たち」(小池書院道草文庫)でお読みください。ところで、371点で合格したサッコちゃんはいったい何社の指名を受けたのか。私は私が持ってるデビュー前のサッコの記事にスカウト17社と書いてあるのでずうとそれを信じてきたのですが、CD「ひまわり娘」の松井氏の解説では15社となっていて、え~と思った近年です。当時決戦大会を見ていたファンの方、何社のプラカードがあがったか覚えていますか?サッコちゃんご自身は、MC等で11社にプラカードをあげてもらった、とおっしゃってるのできっとそれが正解なのでしょうね…。(きっと…。シングル19曲というサッコを信用していない私だったりして…ごめんなさーい!)

I_love_her_3_1I_love_her_2_2I_love_her_4そしてもう一つの出版物は、いくえみ綾著「I LOVE HER」。また漫画なんですね。90年代前半に別マ(別冊マーガレット)に連載されていたようで、チャカと昆虫採集というグループ?がカヴァーした「ひまわり娘」がCMソングとして使われていましたから、もしかしたらそちらの影響かもしれません。あるいは中島マリさんをはじめとするひまわり娘の物まね効果の可能性も…。内容は主人公「花」が高一の時の担任に恋をして高三になる春にやっと思いを受け止めてもらうといういかにも別マ読者対象に合わせた学園恋愛ものではありますが、なかなかほろりとくるストーリーで少女漫画大好きな方の期待は裏切りませんよ。「I LOVE HER」はコミックス全5巻。その第5巻に「ひまわり娘」の歌詞が出てくるのです。主人公の思いは担任の新堂に受け止めてもらえるのですが、合鍵を使って新堂のアパートに棲みついている元カノに「鍵を返して」と迫る修羅場シーンになんと「ひまわり娘」の全歌詞がBGMの如く登場しているのです。22ページに亙るシーンの中で小刻みに歌詞が描かれています。そして、新堂の部屋で元カノが「ハイ、ひまわり娘」に飲み物を出す場面があります。タイトルをさりげなく台詞に盛り込む等いくえみ先生の粋な計らいにも感心した私でした。ちなみに私の一等好きな漫画家はいくえみ先生と同僚の聖千秋先生です。「I LOVE HER」は集英社からコミックスだけでなく文庫本でも出版されています。

vol.8 品川のPホテル

Photo_73 Photo_71  サッコちゃんの日記に書かれていた品川のPホテル。86年、87年とこちらのスカイラウンジでのステージにサッコちゃんもふた月に一度ぐらいのペースで出演されていました。『愛人芝居』『サッコ・メドレー』(きみかわ、青い麦、木枯し、ひまわり、乙女の順)そしてステージのラストに歌っていた『とどかぬ想い』以外は『あなたしか見えない』『LOVE STORY』、『つぐない』等をはじめとした大人の愛の歌を歌われていました。私はサッコの二大魅力の一つであるスパークシャウト(もう一つは天まで連れていかれそうになるファルセット)のないサッコの歌う『バカラック・メドレー』が大好きでした。あのスパークがあるからこそ、その対極となるスパークなしのサッコのやさしい歌声が生きてくるのですよね。あのやさしい歌声に何度胸をしめつけられたことでしょう。でもサッコちゃんにはそれがつまらないようで、よく歌いづらーいとおっしゃっていたのを耳にしました。(私の一等好きなサッコソング『今夜はちょっといい気分』もきっとそうなのでしょうね…。ぐすんっ)

2006年1月27日 (金)

vol.7 ジャンルいろいろ

Photo_61 ♪いい娘に逢ったらドキッ…  この画像はビジュアルからサッコファンになった私のお気に入りサッコの一つです。ジャケットと異なりハングライダーを持っているこのサッコちゃん、とっても可愛いくて、同ポーズの大型ポスターを社会人になるまで部屋に貼っていたほどです。ところが10数年前の引っ越しとともに所在が不明になってしまいました。悲しい~!  この歌については「きみ可愛いね」に続く軽い路線に正直えっサッコちゃんこのままこれでいっちゃうの?と中学2年生ながら懸念を抱いたのを覚えています。そしてリズム体が基本のこの曲の難しさは大学でバンド活動を始めるまで気がつくことができませんでした。

トラックバックがイマイチうまくわからないのでここに貼り付けちゃいますが、なるほど~  http://swanox.exblog.jp/2816649 

2006年1月26日 (木)

vol.6 サッコは戌年*2

Photo_56Photo_57 サッコちゃんの息子のチャーくん

 ゴールデンレトリバーちゃんたち

 あの髪のながーい女性?サッコです♪  

2006年1月25日 (水)

vol.5 サッコは戌年

Photo_44 懐かしい切り抜きでしょう、  みなさん!

 サッコちゃんとタローくんです…

Photo_52Photo_48                                                                                                            

    

                                                                                                  

2006年1月24日 (火)

vol.4 会報*ひまわり

Photo_21From_toshi_a_5今回は投稿写真のお話です。旧ファンクラブ初代大阪支部長のToshiさんから懐かしの写真を送っていただきまPhoto_23した。Toshiさんとはサッコちゃんの30周年リサイタル626で知り合い、京都、大阪、山形とご一緒させていただいています。今回送っていただいたのはカラー写真のサッコちゃん。銀座三愛で買い揃えてもらったという「木枯しの二人」の衣装でなにやらトーク中のようですね。そのToshiさんが投稿された写真がなんと旧ファンクラブ会報ひまわり第3号に掲載されているのです。モノクロがそれです。(左端:会報ひまわり第3号表紙)      

2006年1月23日 (月)

vol.3 週刊少女フレンド

Img014Img013_2   いきなり漫画の話ですか、と思われるかもしれませんが、なんと私がサッコちゃんに出会ったのはこの漫画雑誌でした。少コミ(週刊少女コミック)派の私が小学校5年も終わる頃、友達のお姉さんに借りてまで読み始めたのが里中満智子先生の「アリエスの乙女たち」。そしてS49年2月9日発売の少フレ第9号に掲載されたデビュー前のサッコちゃんに出会うのです。<ニューアイドル芸名大募集>巷で人気を博していた花の中3トリオに見向きもしなかった私がピピンと来たのはこの少女でした。<ニューアイドルの芸名は伊藤咲子本名に決定>でもこの「伊藤咲子」という名前は現在ではしっかり芸名となりましたね。

2006年1月22日 (日)

vol.2 初恋

 「初恋」…この言葉を聞くとサッコちゃんのヨンさまぁ~という声が聞こえてきそうですが、30年前の今日、中野サンプラザで開かれた民音主催の初のサッコのワンガールショーのテーマタイトルが「初恋」だったのです。ライヴ盤LPをお持ちの方は手に取るようにコンサートの様子を思い出すことができるでしょう。このサッコの初のワンガールショーには三木たかし先生と井上忠夫先生がジョイントされ、バックバンドは石川晶とカウントバッファローでした。ドラム:石川晶、ベース:寺川正興、ギター:直居隆雄、キーボード:寺川秀男、パーカス:ラリー須永、サックス:鈴木正男、トロンボーン:新井英治…(以上敬称略) ギターの直居さんはサッコの20歳のアルバム「おるごおる」にもギタリストとして参加されています。

Img014_ライブ盤LP「初恋」の収録曲はA面『乙女のワルツ』『ひまわり娘』『心の旅』『ピクニック』『白い色は恋人の色』『白いブランコ』『夢』『赤い実』『ヘイ・ポーラ』『恋の季節』『恋のダイヤル6700』B面『メドレー:ハウンド・ドック、恋の片道切符、電話でキッス、ユー・アー・マイディスタニー、ラブミー・テンダー、素敵な16才、オー・キャロル、カレンダーガール』『愛しい貴方』『スウィート・キャロライン』『若葉のコンチェルト』『心もよう』『乙女のワルツ』ですが、実際のコンサートでは、第一部、休憩、第二部という構成で、第一部は『乙女のワルツ』で幕が開き『ひまわり娘』『心の旅』『ピクニック』『白い色は恋人の色』『白いブランコ』『夢』『赤い実』『ヘイ・ポーラ』『恋の季節』井上先生の『ブルー・シャトウ』三木先生の『禁じられた恋』『恋のダイヤル6700』『メドレー(洋楽スタンダード)』『愛しい貴方』『恋人』そして『とどかぬ想い』で幕を閉じます。休憩を挟んで、第二部は『冬の星』で幕が上がり、『赤い花』メドレーで『雨傘、夏の少年、赤ちゃんみたいな女の子』サッコのモノマネで『恋する夏の日、十七の夏、しあわせ一番星』そして両先生の『お嫁においで』『結婚しようよ』再び洋楽メドレー『バケーション、ルイジアナ・ママ、ロコモーション…』など9曲、『スウィートキャロライン』『木枯しの二人』『青い麦』『夢みる頃』『若葉のコンチェルト』『心もよう』そしてやはりラストは『乙女のワルツ』で飾られました。とても17歳の少女のコンサートとは思えない贅沢で素晴らしいステージでした。(画像のチケットは千葉文化会館でのものです)

2006年1月21日 (土)

vol.1 はじめまして

 はろりん…といえばそうサッコの熱狂的信者のKAZUKOです。みなさん、びっくりでしょう? 私だってびっくりです。きっとサッコもびっくりしていることでしょう…。今朝、PCを開くとWEBMASTERからメールが来ていました。そして、サッコ さんが、以下のブログへ「ゲスト投稿者」として招待をしています。「KAZUKOの部屋」/サッコ さんのメッセージ:私のブログ「KAZUKOの部屋」にゲスト投稿者として参加してくださいませんか?このメールにある説明どおりに簡単な登録を済ませれば、すぐに投稿を始めていただけます。こんな内容が…。うわぁ!これはですね、WEBMASTERの悪戯なんですよ(笑 まんまとひっかかった私は今こうして綴っているわけです。WEBMASTERいわく、ここ(サッコサイトコンテンツ:Community)をより活発なコミュニケーションの場にしよう、ということのようです。

Photo_7私もテストを兼ねながら今綴っているわけで、どうなることやらまったく見えていないのですが、30年前の今日…、うわぁ日付が変わってしまいました。ん~、1976年1月21日にサッコちゃんがどんなお仕事をしていたか、それを書いてお喋りは終わりにしたいと思います。スケジュール表を見るとラジオ関東「おはよう歌謡曲」/NTV「スター誕生」/民音リハーサルとなっています。そうなんです。30年前の明日、1月22日はサッコの記念すべき初リサイタル「初恋」のステージの初日だったのです。

女の歌

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