赤ちゃんみたいな女の子 クラスメート
田舎の中学といっても、市内では一番大きな学校で、1学年に8クラスあり、人数もひとクラス45人前後いた。今考えると、男子でしゃべった事がないような人もクラスで2~3人ほどいたように思う。2年と3年が持ち上がりで一緒だったので、厄払いやクラス会などではいつもこのクラスだったメンバーで行っている。数年前に、男子の厄払いをした時は、当時しゃべった事がないような人とも笑いあってしゃべったりして、学生時代にできた友人は一生のつきあいをすると言われるが、実にそのとおりだと思う。その中に、金○さんというクラスメートがいた。小学校では3~6年生まで一緒。中1は違ったが再び中2、3年と同じクラスになった。小学校の頃の彼女は、クラス委員などもし、先生にも可愛がられていていわゆる優等生タイプであった。当時、私は体育の時間と年に1度の運動会以外は目立たない、普通の物静かな少女であったから、何でも自分が正しいと思った事をずばずば言う彼女は、少し苦手な存在であった。しかし、唯一共通点があった。それは2人とも、サッコファンであったという事だ。
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