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ディスコグラフィー(アルバム)

  • <small>木枯しの二人 伊藤咲子  歌謡デラックス</small>
    アルバムのディスコグラフィー。すべてサッコ本人のコメント付きです。

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某サイトにて サッコの見解Ⅳ 『選曲の難解』

美しき誤解、実力派の罠より

>その歌唱力には定評があったし、実力派として、ずっとずっと歌って行けそうな雰囲気が漂っていたものだ。 しかし、この美しき誤解こそが決定的な敗因だった。

これは私もそう思っていた一人で、次の曲はどんな曲かなと、いつも楽しみにしていました。輝きながら歌っているサッコの姿が、永遠に続くものだと思って信じて疑わなかったんです。ところが、ところが・・・

>「私はこういう難しい歌も歌えるのよ~、ラララ~♪」とばかりにいろんな曲調に挑戦してゆく。

>彼女の本質を見抜いてデビュー曲を与えた阿久悠でさえ、彼女の資質を誤解してしまうのだ…。名曲だがオーバーな表現に鼻白む「乙女のワルツ」など、その骨頂だ

これは全く彼女の責任ではなく、ご本人が言っておられるように、『何が私に起こったか』あたりから、あの天下の阿久悠先生、三木たかし先生でさえ試行錯誤しながらサッコにどんな歌を与えたらいいか、迷いに迷っていた時期だったのではないでしょうか!?『乙女のワルツ』の頃とその翌年は、多分サッコの歌手人生の中で最高潮に忙しかった頃だと思います。この年、私はサッコが『乙女のワルツ』で‘紅白’に80%ぐらいの率で出られるんじゃないかと思ってました。ところがこの年は、あえなく落選。そして次の年の『きみ可愛いね』で出場。‘紅白’の出場基準は今でこそ問題が多くて何でこの人が?という人が出場して訳がわかんないとこがありますが、当時は今よりずっと厳格で、型にはまったところがありました。素人の私が言うのは間違っているところがあるかもしれませんが、現在の‘紅白’はその年に売れた曲でなくても前年から引き続いて売れ続けている曲、あるいは印象深く思われている曲ならば、歌っていいはずだと思います。しかし、『きみ可愛いね』の頃はその年にヒットした曲という規則があったのではないでしょうか?この頃の規則がなければ、そして本人が選曲できるならば、多分サッコは『乙女のワルツ』を選んだ気がするし、私も歌ってほしかった。

規則があったかどうかは別としても、NHK側が『きみ可愛いね』を選んだ理由としては、その年のヒット曲だったのはいうまでもありませんが、「ひまわり娘」と似た流れの曲を歌ってほしかったのではと私は推測しています。あくまでもNHK好みの明るく、さわやかで、清純なイメージの曲にしてほしかったと考えての選曲だったような気がします。というのはNHK側としてはサッコのデビュー時のイメージが頭にあったのではないでしょうか?サッコの見解Ⅱ ‘たら’‘れば’でも書きましたが
>④<デビュー曲が『ひまわり娘』でなく、『木枯らしの二人』路線から入っていれば・・デビュー時のイメージは相当印象に残るもの。もうサッコには一生涯このキャラクターがついてまわるでしょう。しかし、デビュー時の、このキャラが相当強いため、世間一般の皆さんは・・  中略  木枯らし・・から入っていれば、また違ったサッコ像が創り上げられていたのかもしれないと思うのですが・・

上記引用しました。『木枯らしの二人』がデビュー曲だったら、紅白では「乙女のワルツ」が1975年にすんなりと選ばれていたのではないか、と私は見ているんです。『ひまわり娘』や、『きみ可愛いね』などの可愛いチックな少女っぽい歌も女性アイドル歌手にはもちろん必要ですが、それらはどこかの曲と曲の途中にポイントとして入れておき、あくまでサッコは実力派歌手としてのイメージを一般的なファンの方達にも最初から植え付けておいた方が、大きくイメチェンをする時の苦悩が少なかったのではないでしょうか。そして途中で引退をする事無く、サッコらしさを失わず、長~く歌手生活を続けていられたんじゃないか、そして、『何が私に起こったか』以降の完全に大人の女性を意識した曲も、一般のファンにももっと受け入れられやすかったのではないかと思うのは、私の一方的な窺い(うかがい)すぎでしょうか!?

>岩崎宏美ぐらい上手かったら、桜田淳子ほど一生懸命頑張れたら、きっとA級になれたのにね、サッコ。

中崎氏はこう語っています。こちらもサッコの見解Ⅱ ‘たら’‘れば’で述べましたが、岩崎宏美と肩を並べるぐらい上手いですよ(これは今サッコの歌を聞いてみれば明白)桜田淳子ほど一生懸命頑張ってますよ(淳ぺーと似て、ややオーバーアクションなところがあるサッコちゃんは、むしろ頑張りすぎるところがあるし、ファンサービスも旺盛で、20数年ぶりにサッコステージを見た私はとっても感激しましたよ)と、私は声を大にして言いたい思いです。またも次回続きます。

※今回は、どうまとめあげて話をもっていったらいいか悩んでしまいました。皆さんからの反対意見も大いにお待ちしています。(笑)それにしても歌手という仕事を職業にしておられる方、またその歌手に携わっている方々は、選曲というものがいかに難しいものか書きながら考えさせられました。その時代やその歌手のイメージに合った曲、それがその後の歌手人生を大きく左右してしまうほど、大切で重要な物であるとつくづく思った次第であります。

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某サイトにて サッコの見解Ⅳ 『選曲の難解』を参照しているブログ:

コメント

>岩崎宏美と肩を並べるぐらい上手いですよ
岩崎宏美さんの場合は、声の伸びはもちろん良いですが、なんと言っても言葉(日本語)の一文字一文字をはっきりきれいに発音して歌うことができる。
昔スター誕生で岩崎宏美さんの歌を歌った出場者に対して審査委員の松田トシ江(?)さんが言っておられたことですが、確かにその通りだと思います。
そのときの歌は「センチメンタル」だったかなあ?

美咲さん、サッコとヒロリンは、日本の歌姫と称されるだけの逸材であると思います。二人とも日本の歌を正しい日本語でしっかりと歌い上げてくれる、稀有な存在の歌い手さんであると思います。一時はそれぞれ進む方向が違いましたが、これからはお二人とも日本の歌をきれいな発音で、歌い継いでいってくれる事だろうと思います。

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