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2007年1月 2日 (火)

vol.91 夢見る想い*3

サッコファン仲間の皆さんへのお年玉

P01先月サッコちゃんのクリスマスディナーショーで演奏されたのバンマス可知日出男さん某コミュニティサイトでの掲載日記の一部内容(連載中)をこちらで公開させていただいています。バンマスの目から見たサッコちゃんのディナーショーの様子を引続きたくさんの方に楽しんでいただけたらと思います

2006年12月19日の日記より
(童謡)は、それまでの官製唱歌に対して、民間から作った、こどもたちのための、音楽運動。 背景に深いものを秘めたものもある。 戦後世代のぼくらにも、心の歌として、ひとつの聖域に触れる場合がある。
伊藤咲子さんの今年のレコーディング~ 音羽ゆりかご会やN響との共演による 「童謡なぞなぞ」を。聞いて、今回のディナー・ショーで、そのアレンジを生かしながら、二曲共演。「赤い靴」「竹田の子守歌」。 「赤い靴」は、実話の読みを含めて、深く歌い上げる。クラリネットの、ちとさみしい音色が、悲しい話を裏付けし、サッコさんの歌も、より何かを暗示するかのようだ。 「竹田の子守歌」は、きれいな日本の叙情歌と、聞かれるが。 被差別民の(子守)の恨みも含んだつらい感情が、秘められている。 オカリナで色付けた。サッコさんの、今の声に合っている歌と、どなたからか言われる。P02 
このような、心の歌、人々の「聖域の歌」を歌ってゆくのは、大変でしょうが、大切な仕事であり、新しい境涯を開いてゆく大事な生き方である。と感じます。 今年の漢字は、<命>とか。 こどもたちの問題は、大人の生き方を写す問題。 世界の問題も、日本の自分に向かう問題。
歌い手は、今の世の中に向かって、声をハッスル。    日出男。(^^)v。(^^)v。

2006年12月26日の日記より
ホテル・パシフィック東京30F「ブルー・パシフィック」ディナーショーより~
オープニングの「夢見る想い」。ノノレタ~♪の歌い出しで有名なこの曲は、私が中学の時に、サングラスの音楽教師に、授業で歌わされた歌。他にも「ラ・ノビア」や「サンタ・ルチア」など、サンレモ音楽祭系の曲や、「オールド・ブラック・ジョー」などの曲を、授業で歌った。 今思えば、当時としては、型破りの教師だったのだろう。小学校が、「赤胴鈴之助」や「鉄腕アトム」の歌唱で著名になった上高田小学校。ぼくらの代では、その<上高田少年合唱団>が終わりを告げていた。賞状の山ばかりであった。 音楽の授業と、<音楽>との出会いは、微妙に食い違う。 そんな屈折の中、思春期・反抗期に出会った(音楽)。 反発しつつも、何か心の中のものを外に出して謡いあげる喜び(快感)を感じたのかもしれない。
P04サッコさんと、<音楽>との出会いは、いかなるものだったのだろう。
今回のディナー・ショーの制作をするにあたり、昨年のビデオを見せていただいた。 その中でサッコさんは、世界を「蝶々夫人」で飛び回っていた、著名なオペラ歌手の伯母さまの話をしていた。 その血を引いているのか。当時、レコード業界にいた歌手の方に聞いても、伊藤咲子の特別な歌唱力を高く言う。 さらに、この数年の(復活)は、アイドル時代とは異なる、一歩深めた<歌>の世界を、同じ時代を生きるお客さまに、<決意表明>として伝えたかった。のかもしれない。 そして、この進化する歌唱力が、彼女の生きる道であり。すべての人々の<心の歌>となるべき、「ひまわり娘」や「乙女のワルツ」を抱いている彼女の、新しい運命を開く道なのかもしれない。
立ち合える喜びを大切に。     日出男(^^)v。(^^)v。

2006年12月27日の日記より
雷が鳴っている。稲妻が光った。 新時代を予感する。 激しい前進を感じる。
サッコさんの「未完成」は、シューベルトの同名の交響曲のイントロから始まる。 そして、チェンバロのチャチャチャー、チャチャーチャチャっチャ、と。(魅せられて)のような、本イントロに入る。 この時代の作曲家(三木たかし)は、何を考え、このような構成を考えたのか?
今、大雨洪水警報が出ている。(原田美枝子のナレーションは、イマイチだ)
日本のミックス音楽の中に、クラシックのBGMが流れるかのように。何かを暗示する。 リスペクト。 立体感。 サブリミナル。 クラシックとポップス、全く正反対のよう。だが、どうだろうか?アカデミックでないはずの作家のあこがれ?あるいは、イメージの借り物? かつて日本には、<セミ・クラシック>という分野があった。 浅草オペラもあった。 高尚と俗世界が交歓する舞台があった。 単に売り物としての音楽の生産に飽き足りなかった。P06 
この「未完成」の詞にも(もっと愛をもっと夢をもっと自由を)とあるが、 すぐれたヒット・メーカーである作家たちも、何か、実人生の思いを、売れる詞や曲の中に、忍ばせている気がする。 すぐれた(大衆文化)は、世の風潮を借りながらも、(何か)を訴えている。 吉川英治や山本周五郎のような、骨太な感覚がどこかにある。
(あなたなら歌える~)と、作家たちは、サッコさんに、大きな宿題を与えた。 さて、「命」の新時代を走ろうとする今、「心の歌」に、どんな変化が起きるのか?     日出男。(^^)v。

続きは夢見る想い*4で

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コメント

少しだけバンマスさんの音楽の原点がわかったような気がしました。
また前回の日記も併せてバンマスさんの感性の豊かさを感じ、それだからこういう仕事をプロとしてやっていけるのだなぁと思いました。
その人に共感させるサッコさんの歌がやっぱり素晴らしい!!
個人的には、(原田美枝子のナレーションは、イマイチだ) これが妙に受けました。

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