vol. 129 ☆クリスマス・ディナーショー☆2008☆
12月7日日曜日。今年も品川パシフィックホテルのまんようの間でサッコちゃんのクリスマスディナーショーが開かれました。帰りのことですが遠目に見ていた協賛のフジ産業の社長さまに「ご苦労さん」と声をかけていただき、「今年もありがとうございました」と直接お礼を言う機会が持てました。まあ私が誰かはもちろんご存知ないことですがそれでも感謝の気持ちが伝えられて嬉しかったです。来年もまたぜひぜひよろしくお願いいたします。
この日は昼に予約してあった美容室に行くところから始まりました。もちろん買い物もしましたが、脱アルコール宣言をしたサッコちゃんにワインやシャンパンのプレゼントができなくなったので、今回は心のみお届けすることにしました。4時ごろ母とうちを出て総武線快速に乗りました。車窓からは黄金色の夕焼けを背景にビルの谷間にそびえる富士山を眺めることができました。品川までは一時間もかかりません。写真など撮りつつまんようの間のロビーに着いたときは5時をかなり回っていましたが、リハ2曲目の「夢みる頃」が始まったときでした。「1曲目は何だったの」いつもの面々に尋ねると「乙女のワルツ」とのこと。リハなのだから曲順に行うものと考えていいわけですが、まさか曲順でやっているとは思わなかったのが私らしいです。乙女が1曲目に来るとはおそらくみんなも思ってなかったと思います。1つわからない曲名があったのでぽてみるさんから「長い髪の少女」だと教えてもらいました。ブログのことも考えているので曲名がわからないというのは困るのです。後半、私が幸ちゃんに「ジョニーの伝言だねファーストアルバムの」と言うと幸ちゃんが「違うよ、マリーの伝言でしょ」「えー、そうだっけ」しかし美咲さんに「五番街のマリー」だと言われてギャフン。まっ幸ちゃんも私も小学生だったもんね。話に夢中になっているとまたまた聞いたことのない曲が。ぽてみるさんに尋ねると驚いたように「えーサッコちゃんの歌だよ」「えー、本当?」よくよく聞いてみると「あーほんとだ。冬の星だぁ。」サッコちゃん、音漏れしていると言っても、眠れない遠足の前の晩ようにそわそわしちゃって、こんな感じでしか聞こえてないのでご安心ください。。。
6時10分ごろ会場となりました。去年、謎色さんが感度の高いフィルムで撮られていた写真がとても綺麗だったので、私も今年はアナログカメラを復活させて1600のフィルムを買って撮影しようと思い、せっかくなのでyogiちゃんの隣りのかぶりつき席を選びました。反省としては2、3本は使って連写しないとなかなか気に入った写真は撮れないものだなということです。1本でのケチケチ撮りはだめですね。でも本当は歌だけに専念していたyogiちゃんの姿が賢く正しいと思いました。サッコちゃんもその方が嬉しいですよね。我が2番テーブルのメンバーは、KAME隊長、toshiさん、yogiちゃん、kojiさん、ヤマトさん、ミルクちゃん、リサさん、しーちゃん、母、私の10人でした。まずミルクちゃんの司会でみんなでビールやウーロン茶で乾杯をしました。まずはディナータイムを楽しみます。最初の前菜はサッコから愛をこめてのスペシャルメニューです。どれもみんなおいしいお料理でした。途中、兄貴からプリンゼ幸夫の由来についてミルクちゃんに説明するように言われて、懐かしい話題で盛り上がりました。そしてお料理最後のデザートが運ばれてきました。さあ大変。たいていこのデザートを平らげることができないのは、行くべきところへ行って備えるためにはゆっくりといただいてる場合ではないからです。ショーが終わってから少しいただきましたけど。行くべきところへ行こうと喫煙所の前を通ると姉貴がいたので少し話をしていると、yoshiさんに会ったり、りんごスターさんに声をかけていただいたりして、そして、SEIJIさんに再会しました。合田事務所にいそうなイケメンSEIHJIさんとは04年の鶯谷でのディナーショーで始めてお会いしました。とてもお忙しいようですが、毎年パシフィックでのディナーショーではお目にかかれるので、嬉しく思っています。SEIJIさんと姉貴と話しているとナベマネさんが「もう始まるよ」 しばらくして「バンドの演奏が」とステージに向かわれました。私は急いで行くべきところへ走って、そこで出会った順ちゃんと戻りました。ナベマネさんがステージの上でご挨拶をされていました。まずバンド演奏の1曲目は「サッコちゃんならぬふーじこちゃん」ルパン三世のテーマでした。大好きなのでよかったな。
そして数曲後ホワイトクリスマスからサッコちゃんのステージのオープニングの演奏が始まりました。ひまわり娘をアレンジしたものですが、ファーストコンサートの「初恋」、アルバム「私のカレンダー」を彷彿させる興奮高まる演奏でした。サッコちゃんの客席登場は読めていたもののサッコちゃんの1曲目が『乙女のワルツ』とは思いもしませんでした。この曲はラストにふさわしい曲ではありますが、ラストに歌うということはリハも含めると、20曲目あたりになるんですよね。今年は11曲目あたりの疲れ知らずの「乙女のワルツ」これは最初からめちゃめちゃおいしい「乙女のワルツ」でした。前半はしっとりとそして小雨降る日はから一気にスパークの構成はたとえインフルエンザで具合が悪くてもいつもと変わらずに歌い上げるサッコちゃんですが、いくつかのチェックポイントがあります。私が最初に測る「乙女のワルツ」サッコ調子度チェックはいつも言えぬままにの「ままに」の音程とブレスです。消えてしまった~のドルビーサラウンド式ロングトーンが完璧に決まるかどうかかなりの連動がみられるからです。今年に入ってサッコちゃんは「ままに」の音程のブレを止める技を身につけたようでそれは「歌謡コンサート」の「乙女」で確認することができます。「連れて」が微妙でしたが、歌謡コンでのロングトーンは大成功でしたね。2つ目のチェックポイントは届くようにとのミドルロングトーン、3つ目が「連れて」の音程とブレス、そして4つ目が消えてしまったのロングトーン私にとっては心臓がバクるほどの見せ場だと思っているところです。そして小雨降る日からのパワーアップを感じて、最後は乙女の「お」が神がかるかどうか、こんなところでしょうか。今年の「乙女のワルツ」は囁くような歌い出しが印象に残りましたね。いつも以上に前半がしっとりとしていて、最初のミドルロングトーンではサッコ特有の「とっ」の音も見られ、ほぼ完璧なロングトーンの後、小雨降る日はでのシャウト。情感こもる切なくて。どこかに連れていかれそうな初恋の「い」のファルセットから乙女の「お」につづく柳花火なトーン。伊藤咲子凝縮の「大人の乙女のワルツ」は最高です
2曲目は『夢みる頃』。626、905以来…今回はバンドの方のいいお声でのバックコーラスもあってすごくよかったですね。復活後ものすごくファルセットを心配していたサッコちゃんの姿はどこへやら。転調後もまったく不安なく心地よく聴けました。「夢みる頃」というと私の中ではサッコフラットの代表曲というイメージを持っていたのですが、それも払拭していただきました。あとは転調後の見たいだけそれだけのファルセットからナチュラルボイスへの繋ぎ目がうまく行けば完璧だと思います。この歌の見どころはくだーさーい~の部分の振り付けですね。サッコちゃんとこの振り付けがからだにしみこんでいるMAYUMI姉貴が鏡になる瞬間もお見逃しなく3曲目は数少ないファン参加型楽曲『木枯しの二人』。この曲にまつわるMCも立派なファンサービスの1つで、気になるのはこの曲の売り上げがどれだけ東芝新社屋設立に貢献したかの度数となる柱の数を今日はサッコちゃんは何本と言うか。この柱の数を聞くのが楽しみなひまわり隊ってかなりイッチャッテますよね復活後3本とMCされていた柱の数も徐々に増え、今回は最高数の15本客席も大歓声でした。現在、この楽曲でのサッココールは奪われないように~のところでサッコーと叫ぶことになっています。3回ありますが、聞き惚れると出遅れてしまうので要注意です。35周年に向けて皆さん磨きをかけましょう。サッコちゃんに肩の力を抜いて歌っていただくためにも細かい点には触れません。
4曲目は『長い髪の少女』。ちょっぴり年下の私は「花の首飾り」や「夕日が泣いている」などサッコちゃんのステージでGSソングを覚えましたが、この曲は初めてのような気がします…。サッコちゃんの低音もとても好きなのでたくさん胸音が聴けてよかったです。この調子でカレン・カーペンターのスーパースター歌ちゃって、そんな感じでした。私の中でのゴールデン・カップスというと「歌謡曲だよ人生は・乙女のワルツ」つながりでマモル・マヌーさんです。5曲目は『五番街のマリー』。この曲はサッコちゃんのファーストアルバムに入っているのに、「ジョニー」とか言ってる私って…修行が足りません。サッコちゃんが歌う真梨子さんのナンバーで「ごめんね」も大好きですよ。
6曲目はサッコの片想いソングの真髄、サッコラララ三大曲の1つ『とどかぬ想い』。今回、アルバム「乙女のワルツ」がCD化されてようやくこの曲も多くの方にCDで聴いていただけるようになりました。何度も言いますが、恋人派の私は大好きながらもちょっと複雑。サッコちやんがブログ日記で歌いこみが必要とおっしゃってたのはおそらくこの楽曲のラララのことでしょう。サッコちゃんが楽器である声帯を壊してしまいやしないかとちょっと心配しましたよ。3年前の山形以来よそゆき声のサッコちゃんは何処へ…。今回私も久しぶりに5年前の28歳の「とどかぬ想い」と聞き比べ致しました。何の努力をしなくても声が出たとおっしゃってたサッコちゃんの言うとおり、情感もいっぱいに歌われていますが、魂の込め方は今ほど勝るものはないでしょう。 品川駅までの帰り道、ドイツ語通訳さんと久しぶりサッコ談義に花を咲かせましたが、ドイツ語通訳さんが言ってましたよ。サッコちゃんは昔どおりに歌えないと自分が許せないんだろうね、と。だけど今は今の歌い方があっていいのではないか、とも。サッコちゃんの理想としては、ラストもナチュラルボイス全開で行きたかったのかもしれませんが、今回の全開ファルセットはすごくサッコちゃんって感じでしたよ。このラララの部分のファルセットとナチュラルボイスの組み合わせは歌いこみで変わってくると私も今後を期待しています。サッコちゃんには失礼なことですが、サッコちゃんに課題が残るのは、次の新しいサッコちゃんが見られるから、嬉しいくらいですm(_ _)m。一般的に持ち歌以外の曲が歌いにくいものだと思いますが、サッコちゃんの場合は持ち歌の方が難しいんですものね。「想い出のセンチメンタル・シティイ」や「未完成」も歌いこんでまた披露してほしいと思います。そしてやっぱり「ペガサス」聴きたいです。いつか、きっと。やせて長生きしなくちゃ。恋人派の私ですが、「とどかぬ想い」泣けるほどよかったです
7曲目は『ひまわり娘童謡ヴァージョン』。サッコ登場と共にかわいーと声があがりました。ひまわりのライトもとてもよかったです。8曲目は『月の沙漠』。歌の舞台は加藤まさをが保養に訪れた千葉の御宿で、「砂」ではなく「沙」の字を使います。この曲は「小原孝 ピアノ・シアター 童謡の謎」コンサートでサッコちゃんが歌った1曲です。9曲目は『人形の家』。他の方の歌をここまで歌っちゃいますか、という、サッコちゃんの持ち歌がいかに難しいかわかる歌いっぷりです。絶唱タイプの楽曲はサッコちゃんの持ち味がすごく生かされて、ゾクゾクさせられます。最高の1曲です10曲目は『きみ可愛いね』。サッコちゃんが歌いながら会場を回られたので、サッココールは最初の1回だけとなりました。35周年では、626verサッココールしたいですね。L・O・V・E S・A・KK・O サッコーです。11曲目となるラストソングはボレロ『冬の星』。前奏と間奏に入る泣きのギターが最高。それにしても前半はドラムとキーボードのリズム演奏が基本の難易度のめちゃ高い楽曲ですね。私の腕じゃコピーできません。ロマンティックでめちゃ胸キュンの「冬の星」。余裕のスパークサッコでしたね。そしてアンコールソングは『たそがれに愛をこめて』。おどけたステップ踏みながら帰るアイツが好きだった…、この一行に込められたほのかな恋の想いが大好きです。今年はサッコちゃんがみんなと歌えるようにマイクを向けてくれたので、サッコちゃんとファンとのサッコふぁみぃりぃな絆がより深められて嬉しかったです。また来年もみんなで歌えるようによろしくお願いいたしまーす
久しぶりに熱く語ってみました。サッコちゃん、今年も幸せと元気をいっぱいありがとう、です。いろいろ辛いことのある年齢になってしまったけど、サッコちゃんのこと大好きなファンがいつも一緒にいることを忘れないで、そして、これからも愛と歌をくださいね。いろいろと勝手なことを書きましたが、これからも「KAZUKOの部屋」を温かく見守ってやってくださいm(_ _)m
ここまで読んでくださったサッコファンのみなさまもありがとうございました
KAZUKOさん 楽しいレポートありがとうございます。また思い出して余韻に浸ることが出来ました。いつもいつも感謝していますm(_ _)m 来年もたくさん楽しいレポートお願いします!
投稿: ぽてみる | 2008年12月18日 (木) 12:07
KAZUKOさん 詳しいレポートありがとうございました。行けなかったのですが、お料理も美味しそうだし、サッコさんの歌声が聞こえてくるようでした。
大満足のショーでしたね。
投稿: リラッ熊 | 2008年12月18日 (木) 17:06
KAZUKOさん、いつも綺麗な画像と、女性らしい、繊細でいて、わかりやすい文章で楽しませていただき、ありがとうございます。
〝ファンタオレンジ〟についてのコメントは
すごくうれしかったです。本当にありがとうございました。
また、どこかのイベントでお会いしましたら、よろしくお願いいたしますね。
寒さ厳しき折、風邪などひかれませんように、お母様にも宜しくお伝えくださいませ。
投稿: しーちゃん | 2008年12月18日 (木) 19:32
KAZUKOさん、
いや~、いつもながら素晴らしい愛情がこもったKAZUKO節です。こんな詩的な文章は、どうひっくりかえっても私には書けません!!
白のウェディングドレスは、やっぱり後姿を撮っちゃいますよね。
あ、そうそう、真梨子さんのナンバーは『五番街のマリー』じゃなくって、『五番街のマリーへ』だよ~ん。「へ」が付くんだよ~ん。へ~。
投稿: 美咲 | 2008年12月19日 (金) 00:08
KAZUKOさん お疲れ様です。
レポート、読みました。(^^♪
なぜか、共感できるところがたくさんあります。
来年もみんなで歌えるといいですね。
投稿: yogi | 2008年12月19日 (金) 20:11
おねーさま、レポートお疲れ様です。
何度か登場して嬉し恥ずかしです♪
わたしにゃあ、またわからない音楽用語、たとえばファルセットという言葉が出てきましたけど、今のサッコさんにはコルセットのほうが必要なんでしょうね。お大事にしてもらいたいですよね。
ということでシャウトします。。。
投稿: プリンゼ幸夫 | 2008年12月19日 (金) 23:26
ぽてみるさん♪
こちらこそいつもありがとうデス。このブログは2006年からのレポートが中心なので、35周年記念に2003年から2005年までのレポートをUPしたいなあと思っているところです。来年も輪をかけてよろしくね。
投稿: KAZUKO | 2008年12月21日 (日) 10:43
リラッ熊さん♪
コメントありがとうございます。とても嬉しいです。来年は35周年記念イベントがあるようですよ。一緒に応援できたらいいですね。
投稿: KAZUKO | 2008年12月21日 (日) 10:45
しーちゃん♪
いつも丁寧であたたかいコメントありがとうございます。来年もさらによろしくね。伊藤ハムのパルキーって今もあるのかな。。。
投稿: KAZUKO | 2008年12月21日 (日) 10:50
美咲さん♪
ロビーで教えてもらったのに、ファーストアルバムわざわざ見たのに、思い込みってこわいね。「五番街のマリーへ」覚えました。ってことは「ジョニーの伝言じゃなくて」「ジョニーへの伝言」?
投稿: KAZUKO | 2008年12月21日 (日) 10:53
yogiちゃん♪
コメントとっても嬉しいです。来年もみんなで一緒に歌えるように熱く応援していこうね。アルバム曲もたくさん聴きたいね。これからもずうとよろしくね。
投稿: KAZUKO | 2008年12月21日 (日) 10:58
幸ちゃん♪
「プリンゼを探せ」は過去ログからプリンゼ幸夫の由来を取り上げるのだ。ふふふっ。いつもありがとうね。来年もますますよろしくね。
投稿: KAZUKO | 2008年12月21日 (日) 11:00
KAZUKOさん、
>ってことは「ジョニーの伝言じゃなくて」「ジョニーへの伝言」?
☆ハハハ、そのコメントは面白すぎます。
♪ジョニーへの伝言♪は、マリーから待ち合わせの場所に来ないジョニーへの伝言です。「私は行っちゃうけど、心配しないで・・・」
♪五番街のマリーへ♪は、ジョニーがマリーのその後の様子を知りたくて五番街へ行く人にお願いしています。「今が幸せならそれでいい・・・?」
投稿: 美咲 | 2008年12月21日 (日) 17:34
KAZUKOさん、スバラシッ!!
ワクワクしながら一気に吸い込まれるように読んでしまいました、歌の解説や歌い方の分析はきっとサッコ以上(?)にサッコについて研究しているのではないでしょうか。あらためて感服いたしました。
もうあの素敵なディナーショーから2週間以上も経過しているなんて、この調子だと来年のステージの日もすぐにやってくるんでしょうねぇ。愉しみ楽しみ♪
投稿: タッキー | 2008年12月24日 (水) 20:51
美咲さん♪
やっぱ「ジョニーへの伝言」が正解なのね。富山で一緒に聴いた「ごめんね」最高だったよね~。またいろいろ教えてねん。
投稿: KAZUKO | 2008年12月30日 (火) 21:17
タッキー♪
いつもあたたかいコメントありがとうござまーす!今回ゆっくりお話はできなかったけどまた来年もよろしくねん。
投稿: KAZUKO | 2008年12月30日 (火) 21:20