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2007年2月26日 (月)

vol.106 アルバム「乙女のワルツ」

A_otome75年の初秋にサッコの3枚目のアルバム「乙女のワルツ」が発売されましたが、この頃まではまだおもちゃのような小さなレコードプレーヤーで毎日毎日擦り切れるほど聴いていました。ケータイからでもデジタル音で聞ける現在って想像だにできませんでしたが、その私が今PCでアルバム「乙女のワルツ」をエンドレスで聴きながら公式サイトのファンブログを書いてるよ~、ってちょっと不思議な気持ちです。

この「乙女のワルツ」のコンセプトは渋谷ディレクターによると青春のひとこまを劇的に、ロマンチックに歌い上げた」アルバムだそうで、全13曲中『とどかぬ想い』『十七才の秋の日を』『乙女の夢』『私の胸が痛いのです』『絵葉書』『恋人』『二人』『くちびるの色』の8曲がアルバムのためにレコーディングされました。

ベスト盤を含めてサッコは9枚のアルバムを出していますが、ベスト盤、ライヴ盤、カヴァー盤をのぞくと、オリジナルのアルバムは「私のカレンダー」「乙女のワルツ」「おるごおる」「Slow Motin」の4枚だけになります。歌唱力と人気の割に本当にどうしたことか少ない数ですが、サッコのアルバムは「青春」も含めて、しっかりとしたコンセプトの元に、どれも秀逸に仕上がっていて、色あせすることのない完成度の高い、本当に類稀な作品となりました。ファンにとっても貴重な財産ですね。

今後も今サッコの歌声で新曲やアルバムを期待していますが、この姿勢は崩さずに素敵な作品を歌っていってほしいと願います。ですから、サッコちゃんの歩調に合わせて気長に待っていますよ。

旧ファンクラブ会報第6号(75年9月1日)に、日本テレビ音楽祭「金の鳩賞」の受賞報告と新作アルバムのレコーディングのレポートが掲載されているのですが、そこで新作アルバムについてサッコちゃんが「全体的には『乙女のワルツ』の感じだと思うの。そっとおしえちゃうとね、たとえばさっき聞いてもらった『絵はがき』のほかに、浅川マキさんがうたうような『パーティの夜』『とどかぬ想い』『くちびるの色』『雨の中に消えて』など新曲が九曲。それに『乙女のワルツ』などすでにみんなが知っている歌を入れて全部で十二曲になる予定なの。」とインタビューに答えています。

後にわかることですが、『雨の中に消えて』と『パーティの夜』はアルバム「乙女のワルツ」ではなく、『冬の星』続く『きみ可愛いね』のシングルB面曲としてそれぞれ発表されました。この二曲がもしアルバム「乙女のワルツ」に収録されていたら…。

Kp_otomenowarutsuPCでなら簡単に曲順を変えてみることができるので、ああでもないこうでもないと2時間ぐらいかけてとうとうKAZUKOプロデュースアルバム「乙女のワルツ-十七才の秋の日を-」を作ってしまいました。『乙女のワルツ』に始まり『乙女のワルツ』で終わるアルバムの構成は外せないので、上記2曲を『木枯しの二人』『紅い花』と入れ替えての13曲で、曲順を考えてみました。『青い麦』を残したのはシングルとはミックスが違うからですが、十七才というテーマ、曲調、歌詞、季節感、サッコのスパークどころ、A面B面の構成、さまざまを考慮しなければならなく…、ん~難しかった…ですよ≧∇≦; でも、とっても贅沢なアルバムになったでしょう? おばかちゃんのすることだと思って許してくださいねm(_ _)v 

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コメント

連続投稿です。このアルバム「乙女のワルツ」はホントいいですね☆KAZUオリジナルのプロデュースはどうかな?同じアルバムでも曲順が違うとまた別の雰囲気の歌に聞こえちゃう場合があったりするんだよね!

かなみん♪
いつもコメントありがとうネ♪ まぁ、聴いてみて☆

シングルと同じ同名のタイトル「乙女のワルツ」出していたとは初めて知りました。
復刻版出してくれたら聞いて見たいですね。

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