最近、キー局から地方のテレビ局へ配給され毎週数日遅れで流されている番組が突然1回飛ばされたという大問題が発生したことと、情報番組でデータ捏造の問題が発覚して大きな社会問題に発展していることを見て思ったことを書きたいと思います。
前者については、1月23日の美咲日記にも書きましたし、そのコメントにも私なりの意見を書きました。私の場合は助けてくれるお仲間がいるので何とか番組は見れそうですが、普通はどうすればよいのでしょうね?毎回楽しみに番組を見ている人、毎回録画して残している人はいったいどうすればよいのでしょうか?もうこれ以上書くこともないのですが、今回の状況に最適な言葉を見つけたので、最後にこれを書いて終りたいと思います。
今回のこの地方テレビ局の番組編成は、『視聴者に対する裏切り行為です!!』 (この件はこれで完結します)
これに類似する話で、ニュース速報のテロップもあります。自分が好きな番組を見たり、録画しているときにテロップが流れると非常に邪魔ですし、気分がよくありません。とても悲しくなることもあります。もちろん速報すべきニュースや情報もあるでしょう、地震速報などはそれに類するかも知れません。しかし、どこやらの知事選で誰が当選したなどという情報は番組の邪魔をして速報する価値がある情報とはまったく思えません。あとからゆっくり報道番組で見れば済むことです。速報すべき情報かどうかという価値判断はどこにあるのでしょう???
さてデータ捏造問題ですが、皆さんご存知通り「納豆で減量できる」という趣旨の番組でデータ捏造や改ざんを行ったという話です。結果として、スポンサー降板、番組打ち切り、会社の担当者と責任者の引責などが毎日報道されていますね。
これはこの番組を作成した会社や担当者に問題があることは間違いありません。言い逃れもできない明らかな責任があります。テレビ放送、情報番組などの信頼を低下させることになりかねませんし、食品メーカーにも打撃を与える大きな社会問題になっています。では、これは放送する側だけの問題なのでしょうか? 私は番組を見る側にも問題はあるように思います。何でも信用しすぎです。
非常に意地悪な見方として、こういったバラエティ系の情報番組の最後に、「この番組はフィクションであり、登場する会社、人物、データのすべてあるいは一部は架空のものです。」と流してはどうかと思ったりします。
もちろん信頼できる情報もあるでしょうし、藁をも掴む気持ちでその情報にすがる人もいることでしょうから、全てを否定するわけではありませんが、日々流れるこの類の情報に振り回されている視聴者側の行動は私に信じられないです。ある商品が何かに効果があると聞くと翌日すぐ買いに行くという行為は人間の本能なのでしょうか?それが世の中の消費行動を促して経済活動を支えているのですから、それをすべて止めろとも言えませんが、もうちょっとよく考えて行動してもよいと思いますよね。この手の情報番組で最も興味を引かれるテーマは、「きれいになる」「やせる」「健康になる」だと思いますが、たまたま私の場合はほとんどどれにも興味がないので結果として行動に移ってないだけかも知れませんね。サッコネタだとすぐ行動するでしょうから。
今回もっとも被害を受けた中の1つが納豆食品を作っている食品メーカーでしょう。突然店頭から納豆が消え、お客様の要請に応えて緊急増産をした結果がいきなり「実は効果がなかった!」と言われて、残ったのは在庫の山。しかも増産した分の利益も得られてないようです。損害賠償を求めることもできないでしょう。 残念ながら私は納豆を食べられませんので何の協力もできません。
どう話をまとめればよいかわからなくなりました。
私自身は結構テレビ人間です。だからこそ言っているのですが、テレビ番組や放送局のやっていること、言っていることには常に疑いの目を持って見たり聞いたりすることが重要だと思います。私はほぼそうしているつもりです。
常に関西風にテレビ番組に「突っ込み」を入れてみてはどうでしょうか? 『そんなやつ、おらんやろう~』とか。。。
==== 完 ====
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