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2006年8月 6日 (日)

vol.65 『和的解題』

Img103この度のタイトルは福井支部長まるよしさんの「私的解題」を真似たものです/≧∇≦ まるよしさんの8番目の解題に合わせ、私も語ってみることにしました。ですから『和的(KAZU-NO)解題』デスm(_ _)v このジャケットは皆さんもご存知のようにサッコ初CDアイドルポップ~つぶやきあつめ~のものです。帯にも高橋克彦先生の書き下ろしエッセー付きと書かれています。モノクロの画像は高橋先生がサッコのお店(恵比寿)で見本盤を手にしている様子です。もし高橋先生が「サッコのCDが発売されたらライナーノートは原稿料なしで書かせてほしい」とのラブコールをされていなかったら、きっとこのCDは「なんたってアイドルポップ~ひまわり娘~」というタイトルで選曲もずいぶんと違っていただろうと思います。『とどかぬ想い』ではなく『恋人』を選曲されているあたり先生も私と同じ恋人派だったんだなと嬉しく思ったり、また、先生ほどのサッコマニアがなぜ『今夜はちょっといい気分』『Destiny』『真夜中のジャーニー』等を選曲されなかったのかと首をかしげたり、色々思うところもありますが、『ペガサス』と『明日なき愛』が入っているので許してあげましょう(笑Photo_195  今回、まるよしさんが解題されたサッコソングが高橋先生一押しの『つぶやきあつめ』でしたね。サッコのマネージャーの渡辺さんもシングルヴァージョンの方ですがこの『つぶやきあつめ』が一番お好きなサッコソングだとか…。 私もサッコ彩図掲示板にて何度か『つぶやきあつめ』について書いていますが、No1442とNo1455で恥ずかしいほど超熱くなってました(●≧0≦●)

みなさんのマイブームな曲は何ですか?私は表題のごとく、毎月1回の割合でだいたい三日間ぐらいシングルヴァージョン『つぶやきあつめ』に嵌まります。4月に入ってちょうど一週間になりますが、今まさに『つぶやきあつめ』に嵌まっているところです。何度も言いますが、すごく悲しい歌なのになんでこんなにかっこいい曲なのでしょうかっ!!Surveyでの順位を確認したら24位でしたが、これってシングルヴァージョン?アルバムヴァージョン?と悩んだりして…^^; 私の本来の好みだと、アルバムヴァージョンの方のはずなんですが、シングルヴァージョンの曲と音の構成にすっかり心をわしづかみにされてしまっています。一番、気に入っているところは、♪町はそこだけ のとこに三回入るチョッパーベース音!!あそこが超かっこよくてたまりません。ピアノに、パイプオルガンの音色のストリングスが重なったレクイエムの序章そして、ドラムとペットで本章へ移り、♪そう、あの人は~ から、サイドギターの激しいカッティングにジャズピにベースを中心とした演奏♪見上げてるかもしれない の直後のブレイクに響くチョッパーベース♪小窓を~ から、高音はヴァイオリン、低音は親指アタックのみのチョッパーベース音 その真ん中を盛り上がるサッコの歌声が最高潮を迎え♪涙はこんなに と終章へ入る… うまく言葉でまとめられませんが、とにかく、サッコの歌声も楽器の一つとして素晴らしく調和された、超ハードで超イカした楽曲に聴こえる私です。今サッコの感情移入を考えると、この歌がいちばん聞きたいかなと思います。

ドイツ語通訳さん、
> 私はシングルバージョンのアレンジでアルバムバージョンの歌詞がいいかなと思っています。(どんなんやねんと言われそうですが…)
ほんまやねん(笑) アルバムバージョンの歌詞は ♪ガラス細工のメルヘンは~ ♪街はそこだけエメラルド~とアルバムタイトルの「おるごおる」というコンセプトに従い、どこか飾られていると思いませんか。一番大きな違いは アルバムの「暇にまかせて つぶやきあつめ」と、シングルの「頬を濡らして つぶやきあつめ」「肩を落として つぶやきあつめ」の歌詞です。「暇にまかせて」ではハードに行けない気がします。それと、シングルのよさは、はっきりと「あの人は死んだ」という歌詞が書き加えられ、そのための序曲も作られているところです。そして、あのハードな仕上がりは、「あの人返してどうぞもう一度会いたさ募り気も狂いそう」の歌詞があるからこそです。だから、アルバムバージョンの歌詞を明確にしたと考えるよりまったく別のストーリーと捉え、私はアルバム「つぶやきあつめ」は運命の人だと信じた人が去ってしまった苦しみを歌い、シングル「つぶやきあつめ」は運命の人に死なれた苦しみを歌っていると解釈してるのです。でもそれはあくまでも私が勝手にそう思っているだけで、サッコがどう捉えているかは???です!!

8月8日追記高橋先生Photo_194

サッコ彩図Message-サッコからのメッセージコーナー-に2004年6月10日高橋先生からのファンメールのお返事が掲載されました。 

2004年6月10日(木)Webmasterより:ファンメールへのお返事を掲載します。
☆高橋克彦さん(Webmaster注:あの高橋さんですヨ!)
> おひさしぶり。迂闊にもこういう公式サイトがあると気付かず、立ち遅れた感じで少しショックでした。伊藤咲子の名で検索するのはいつもレコードのオークションのサイトばかりだったので。元気そうな写真をたくさん眺めることができて安心しました。
咲子です。克彦さん、お久し振りですね~。私はお陰様で、とても元気に充実した日々を送らせていただいております。そうなんですよ、この「サッコサイト」は昨年の5月29日にファンサイトとして立ち上げていただき、その後公式化をして今日に到ってます。
> 合田さんの事務所なんですね。ミコちゃんのコンサートのときに一度会っただけですが、私よりミコちゃんに詳しくて驚いた記憶があります
ご縁があって合田さんの所でお世話になっているのですが、ミコ先輩も「アットホームなとても良い事務所よ」とおっしゃっていました(^^ゞ
>いつか必ず歌を聞きに行きます。6月26日は大阪の読売新聞の公開対談と重なっていて残念ながら無理です。ああ、本当に行きたいなぁ。
チケットがあっという間の速さで完売になってしまい、事務所も私も嬉しい悲鳴~です。秋頃に追加公演をやることを計画中ですので、是非是非お越し頂けたらと思います。
> 復帰したということは新曲を吹き込む可能性も出てきたということで、それがなにより嬉しい。大人の女性となったサッコの歌が聞きたい。また近いうちに会いたいですね。
ハイ、たくさんの方から「新曲を」と言われて、少しその気になってきました。何時か必ず!です。私もお会いできますのを、心より楽しみにしております。

画像:週刊宝石「人気作家は名コレクター」より (slow motionを抱えた先生)

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vol.65 『和的解題』を参照しているブログ:

» 私的解題(8) 「つぶやきあつめ」(シングルバージョン) (まるよし講読)
 サッコさんの初のベストCDは、『なんて [続きを読む]

コメント

 トラバありがとうございます。ということで、こちらからも。相互トラバにしておきますね。
 なるほど、シングルのアレンジでアルバムの歌詞、というのはいい手かもしれませんね(これはドイツ語通訳さんのご意見かな?)。歌詞で「死んだ」と入れるのは刺戟が強すぎるので、あの前奏で暗示するに留めた方がおしゃれです。

まるよしサン♪
こんな時間にお手数おかけしますm(_ _)v シのアでアの歌と言ったのはドイツ語通訳さんです!

私もこの曲好きなので、あらためてKAZUKOさんの彩図のコメントをみながら聴きなおしてみました。ちょっと、突っ込みいれていいですか?

>パイプオルガンの音色のストリングス
ストリングスでなくハモンドオルガンですね。

>サイドギターの激しいカッティング
これ、最初PCのスピーカーで聴いていたらほとんどわかりませんでした。それでiPodに高性能イヤフォンで聴いたらな納得です。ギターはおそらくセミアコに軽くコンプレッサーをかけた音色ですね。

>低音は親指アタックのみのチョッパーベース音

”アタック”
というより、弦をプル(引っ張る)したチョッパーですね。

それにしてもKAZUKOさんのサウンド分析には恐れいりました^^;

ps.変なトラックバックがあったので削除しておきます。

元々あまりポリシーを持たない私が、この話題だけには何故かめずらしくこだわりをもっています(笑)。
シングルとして出すためにはシングルのアレンジが必要かなとも思いますが、自分が聴くとしたらやっぱりアルバムバージョンが好きだなあ・・・
(といいながら、なんだかんだとこだわりを持っているのかも知れない。自分がわからない!)

すごい、すごい!KAZUの音楽分析、脱帽です!

この過激な歌詞の
>あの人は死んだ、との詩よりも‘あの人は逝った’とした方が、あまりに直接的でなくて、いいんでなかった?と勝手に思ってます。

>・・歌詞を明確にしたと考えるよりまったく別のストーリーと捉え・・
な~る、そういう捉え方もあると考えたのね。それだと全然違うストーリーだもんね。アルバムは、大失恋の恨み節。シングルは、この世にいない恋人を、心身崩壊寸前まで思う荒れ狂った気持ちって受け止めたらいいのかな!

まるよしさんのブログにもコメントしたけど、シングル版の‘頬をぬらして’のところが、‘髪をぬらして’になってたけど、やっぱミスプリ!?髪を濡らしたまま、ひとりつぶやいていたらちょっと怖いよね・・・

TOKIOさん♪
いつもいつもお世話様です。突っ込み大歓迎デス。TOKIOさんのようにちゃんと知ってる方から正しいことを教えてもらうのはありがたいことです。ストリングスではなくちゃんとハモンドオルガンで演奏されているんですね。このシングルヴァージョンはベースをはじめ本当めっちゃカッコイイサウンドですよね^∇^ 学生時代チョッパーを習ったんですが人差し指でひっかけるのはなんとか音が出ても、その親指ブルはできませんでした。『寒い夏』も高性能イヤフォンで隠されたサウンドをお楽しみください! 

美咲さん♪
数少ないアルバム派頑張ってください!いやいや彼の高橋先生もアルバム派でしたよね?私もアルバムはアルバムで好きですよ。コンセプトが違うので楽しみ方も倍増!サッコソングは奥が深くてコアなファンにはたまらないと思います(笑

かなみ♪
「髪」は誤植です。同じCDでもベストコレクションではちゃんと「頬」となってるしね。PCでCDを聴くとタイトルが出るでしょ。このタイトルにミスがあったりするんだよね。

特に皆さんから質問はありませんが、高橋先生と並んでいる女性はもちろんサッコです。ちょうど三十路半ばの美しきサッコです。 

KAZUKOさん♪いや~すごい分析ですね。自分は『つぶやきあつめ』のEPシングルの音作りが凝っていて好きです。何回も磨り減るほど聞いたことがあります。確かに歌詞は、アルバムバージョンと聞き比べると大きな違いを感じます。
歌詞はアルバムバージョンの方が解釈の統一性を感じます。自分は音源派ですので歌い方などを総合するとシングルバージョンに軍配を上げます。当時は歌詞の意味が上手く理解できず、誤解をした形で聞いていました。
玄人好みする曲は凡人には理解しがたい苦痛になってしまう危険がありますが
この曲は、そういう意味ではレベル(高)
ですね。貴重なサッコの写真・・すごい。
恵比寿の時はこんなだったんですね。
一度友人と行ってみたかったのですが、
物心ついたときはお辞めになっていましたんで・・・自分的には貴重な映像ですね。このCDがSlow Motionを知るキッカケになったのは言うまでもありません。
『おるごおる』収録曲も恐ろしく少なかったので非常に残念でした。悲しそうなジャケット写真・・・もいちど見てみたいですね。
これも自分にとっては幻ですね。

はっちゃん♪
またそのうちに幻のサッコ画像をお目にかけます。お楽しみに≧∇≦ 

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