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2006年10月

2006年10月29日 (日)

vol.81 『和的解題』*4.5

Mugi451デビューから一年、続く『乙女のワルツ』へのステップとして『青い麦』には歌手としてのサッコの新たなる決意があったことに触れておかなければならないでしょう。復帰当初ステージトークでは必ず峰子さんの話が出ていましたが、同期デビューの峰子さんも黄金の33年生まれで、新人賞を総なめにした『あなたにあげる』が三木作品だったと知ったのはごく最近のことで実はびっくりしたのでした。9月の青山ライブで安藤アナに扮した中島マリさんが笑いをとった「サッコがどんな歌手になりたいと思っていたか」の内容は、事実で、阿久著「夢を食った男たち」でも、-きみはどんな歌手になりたいんだ?と訊ねたことがあったが、「売れて忙しくなってスタジオからスタジオへ走りまわり、ああ忙しい死ぬほどよって言い、サインを欲しがる子らに悪いけど後でねって言ってことわるような歌手」と無邪気に話していたのである-と書かれています。Mugi453Mugi452そんな無邪気なサッコがデビュー一年を迎えてどう変わったのかサッコの心の中が当時週刊少女フレンドに掲載されました。-「去年までは学校に行けなかったり友達に会えなかったりで歌手の仕事がいやになることもあったけど…。今は忙しいほうが充実感があっていいわ。」とサッコは言う。まわりからいつもちやほやされて毎日ただ好きな歌を歌っているだけでいい。そんな憧れだけから歌手になったサッコだが今はすっかり考え方が変わった。どうやら去年の暮れの「日本歌謡大賞」で生まれて初めて味わった「悔しさ」がそのエネルギー源になっているようだ。発表後、日本武道館の楽屋で一人だけ目を真っ赤に泣きはらしていたサッコの顔が思い出される。「素直におめでとうと言うつもりだったのに新人賞に選ばれた西川峰子ちゃんがみんなに祝福されているのを見るとどうしようもなく悔しくなっちゃって…。」その日は家に帰ってからもサッコはずっと泣きっぱなしだったらしい。そんなサッコにある親しいディレクターがこう言ったと言う。「サッコ、君は今日から峰子ちゃんを追う立場になったんだ。ということはいつか追い越すチャンスがあるんだよ。悔しかったら泣かないで努力するんだね。」その一言を胸にサッコは新しい年に向かって船出をした。そして、サッコの無言の努力は『木枯しの二人』の大ヒットとなって実を結び同時に歌手として力を得たのだ。Mugi45Mugi_45「今は将来の希望がいっぱい…。もっともっと一生懸命歌って、両親が年をとってからも楽しく暮らせるようにしてあげるのが私の夢なんです。」今の自分が楽しくて楽しくてしょうがないという感じのこのごろのサッコだ。(中略)いつでも変わらないひまわりのような明るい笑顔の下でサッコは今自分のまわりを吹き抜けていく春風の感触に心をときめかせ大人っぽく変身中だ。まるで新曲のタイトル『青い麦』のようにやさしくフレッシュに。(文/葛西則夫)- 最後の画像記事は旧ファンクラブ会報創刊号での阿久先生のお言葉です。

2006年10月22日 (日)

vol.80 『和的解題』*4

Mugi_1Mugi4Mugi7_1まるよしサンの解題に約一月も遅れながらですが今回のテーマも便乗させていただきます。ただし解題ではなくいつものごとく想い出話となってしまいそうですが…。今回のテーマは『青い麦』。どちらかといえば失恋や別れの歌が多い感のあるサッコソングの中でこれから愛を育んでいこうというこの歌は恋愛が成就している点でも珍しいかもしれませんね。私と同年代の間では特に人気のあるサッコソングのようで、大学時代クラスの何人かの男子に「お前、伊藤咲子のファンだよな。『青い麦』が聴きたくなったからテープに入れてくれないか」と頼まれたことがあります。最近でも同い年のビール仲間や同僚に「『青い麦』って歌あったよね、あの歌好きだよ…」と続けざまに言われました。私にとって『青い麦』はサッコボルテージがマックスを超えて大爆発を起こした歌(2度目は『愛のシルフィ』時)でもあるんですが、デビューからたった一年ですごーくおねーさんになったサッコがVサインを出しながら歌う姿はとても印象的で、同年代の人たちにとっても、人生最初の卒業というものを経験し初めて制服に袖を通したこともあいまって心に深く刻まれているのでしょう。Mugi2Mugi6Mugi1着なれた制服が少し苦しい…という歌詞にもちょっぴりうなずけるようになった中学進学という節目はファンクラブに入ろうという行動をも起こさせる契機となり、本格的に伊藤咲子ファン道を歩み出す第一歩となったのです。旧ファンクラブ発足は前回のテーマ『夢みる頃』の時でしたが、旧ファンクラブの会報が創刊されたのはこの『青い麦』の時でした。サッコちゃんもよく言われるように「青い山脈」をイメージした歌だということですが、昨年サッコちゃんが参加された平凡アワーのツアーで三田明さんの『美しい十代』と西郷輝彦さんの北原じゅんさん作曲『君だけを』を聴いて、なるほど『青い麦』は違和感なく吉田正路線に並ぶいわゆる青春賛歌なんだなと実感しました。626でも古賀先生にちなんで『なんちゃって青い麦』(青い麦の前奏から始まる東京ラプソディー)もご披露いただきましたしね。タイトル通り新緑若葉のイメージで衣装もグリーンでした。これはあきら君からいただいた画像でマルベル堂のブロマイドだと思いますが、マルベル堂からパネルにして贈られた同ポーズのものが当時サッコちゃんのお部屋に飾ってありました。(←またの機会にご紹介します)モノクロのサッコは大阪三越劇場でのサッコです。記念すべきサッコの初CFプリンゼもこの時期でしたよね。皆さんはイチゴ味とメロン味とどちらがお好きでしたか。Mugi3_1

2006年10月14日 (土)

vol.79 AUTOGRAPH

AutographSign今回のテーマは、かなみんの<サッコい Every thing>のトピック「秘密のサイン」で話題になったサッコサインについてです。先月花巻でかなみんが手にしたサッコサインはすべて「SAKKO」というローマ字が書かれた公式サインですね。羨ましいことに私はこのタイプのサインをいただいたことがありません。やはり色紙にお願いしないとだめなのかな。このサインはこのコミュニティの*From Officeに「つい最近のサイン」というタイトルで掲載されいます。(Sakcoって見えるけど) Autograph_1Autograph_02今年の初めサッコ彩図掲示板で一度サッコサインについて騒いだことがありますが、それは遡ること04年3月のらぽーれで私のケータイに書かれていたサッコサインを見てMAYUMI姉貴がひらがなだ~と驚いていたことに始まります。Autograph_01やはり姉貴は年季が違うと思った瞬間でした。サッコサインはひらがなになってからの方が遥かに長いのに初期のサッコサインが頭にある姉貴はさすがです。Autograph_05サッコの初期のサインは漢字で「伊とう咲子サッコ」。デビュー当時はこんな感じ(左)。そういえばサッコの座右の銘は「初心忘れるべからず」でしたね。Autograph_03私もずっと真似させていただいて中学や高校などで書く一言はいつも「初心忘るべからず」…。そしてこの漢字のサインがいつ変わったのか。旧ファンクラブの会報にちょうどそのQ&Aがあったので載せておきます。それによると『乙女のワルツ』から『冬の星』への時期に現在のひらがなサインに変ったことがわかります。基本的にはこの二つのタイプがサッコのサインだと思ってよいようですね。Autograph_04彩図で騒いだ時にこのようなサインを見つけました。http://music-boy.com/newpage336.htm初期サインとは異なる「伊とう咲子」と書かれたサインです。それから84年のサッコカレンダーの表紙のサインは漢字の「伊藤咲子」に筆記体での「Sakiko Ito」これは珍しいでしょう。…サイン一つとってもこんなに話題豊富なサッコちゃん、ところで、かなみん、私は何を明らかにすればよかったのでしょう。 彩図掲示板での私のわめきを覚えていないでしょう?No3964で「え~っサッコのサイン、オートグラフって一体いくつ何種類あるんだろう…」って言ってるのよ私(笑  …続きは、やっぱりかなみの突撃インタビューにお任せしようかな≧∇≦ 最後の画像はひまわりつ葉隊の皆さんにプレゼント

2006年10月 9日 (月)

vol.78 大人の遠足*ドライブ編

TOKIOさん、やっと入れましたどうもありがとうデス

新しいノートからの初の正式投稿デスちゃんのひまわり日記http://www.geocities.jp/yonesanworld/index.htmlで復習しながら書いてます。06100818日三河でのイベント行きは一月に亘る仕事に区切りのつく翌日だったので神様からのご褒美だと思い即決快くちゃんとyogiちゃんが現地ドライバーを引き受けてお世話してくれるとのお返事だったので遠慮なく甘えさせてもらいました≧∇≦おかげで本当に快適で楽しい一日となりました。最初は19時開演とのことだったので日帰りというのは頭になかったのですが、yogiちゃんから「日帰り」という言葉を聞いて帰りは時間に若干余裕の持てるバスを利用することにしました。連休で満席でしたが前日にキャンセルが出て運よくレディース号で帰ることができました。行きは東京13時23分発こだまに乗りましたが、サッコちゃんたち出演者の皆様もその一時間前のこだまにご乗車だったそうです。0610082_10610083_10610084小田原の手前で綺麗に富士山が見えた時に彩図掲示板に書き込みをしましたが、それ以外はずっとサッコソングをBGMに寝ていました。  16時4分予定通りに三河安城に到着。まずはホームで写真撮影。幼少時カッコと呼ばれてた私はサッコでなくてごめんねと心でつぶやきながら改札口でyogiちゃんに出迎えていただき、ちゃんと待ち合わせしている駐車場へと向かいました。40分ぐらいのドライブでした。合流後、yogiちゃんの車で下見に。用意のよい二人はイエローシートとブルーシートを持参されていてそれで場所を確保することができました。至れり尽くせりです。時間は17時すぎ。それからガストで食事をしたり戻ってきてから夜店を見たり、19時ごろ私たちを探しに来てくださった渡辺さんに会い出待ち場所を教えていただきました。ファンクラブひまわり隊の特典ですよ未入会のみなさま★0610086061008506100810歌謡ショーは19時から20時45分まで、50分から花火という予定でしたが実際は遅れての開演。まずはややさんから。ちゃんに夜霧のハウスマヌカンだよと言われるまでピンとこなかったのですがシャケ弁に三十路前…あぁ、あぁ、と思い出しました。続いて我らがサッコちゃん。今回は夜の野外ステージだったので久しぶりにキティの七色ライト団扇を持参。始まる前にyogiちゃんが僕たちがここにいることサッコさん気づいてくれるかなと言ったので私がそのための団扇よとサッコ登場と同時に振り回しました。すぐサッコちゃんも気づいて手を振って応えてくれたので嬉し可笑しでしたよ ねっyogiちゃん  06100870610088『きみかわ』『木枯し』『ひまわり』ではちゃんと一緒にいつもどおりのサッココールをしましたが、客席のあちらこちらから野太いサッココールがかかりまさにアイドルサッコというステージで大盛り上がりこの日のメニューは『きみ可愛いね』『青い麦』『木枯しの二人』『ひまわり娘』『乙女のワルツ』でした最後はクーコさん。何があったのか知らなかった私はちゃんに事情を聞きびっくりしましたが、その気持ちを託され歌われた『smile』は感慨深かったですね。最後に出演者三人への花束贈呈があり歌謡ショーは終わりました。061008906100811私たち三人は渡辺さんに教えていただいた入り口のそばでしばらくサッコちゃんが出てくるのを待ちました。一旦サッコちゃんが顔を出されましたが「中へ」ということで上がらせていただき、スタッフのご婦人方にどうぞこちらを使ってくださいとステージのある宴会場のような広いお部屋に招かれ、しばらくサッコちゃんとのふれあいタイムとなりました。ここではブログ用に二枚ポーズを撮らせていただきました。しばらくすると前夜祭終了の花火があがり、子供のように本当に嬉しそうな顔をして「富山でも見たよね、嬉しい、私本気で見るよ」と窓に駆け寄り花火を見上げながらはしゃぐサッコちゃんの姿を内緒でパチリ061008120610081506100814今年は仕事で思うように追っかけのできない私ですがそれでもサッコちゃんと一緒に2回も花火を見られたのかと思うとじぃぃぃんとしてしまいました(火暴  花火の終わりはサッコちゃんとのお別れの時間です。名残り惜しいけどサッコちゃんとマネージャーの渡辺さんのお心遣いに感謝しつつお見送り。0610081606100813今回もたっぷりサッコちゃんからエネルギーをいただきました時刻は21時すぎ。yogiちゃんの車で最初に待ち合わせをした駐車場まで送っていただき、そこでyogiちゃんとは20日に会う約束をしてお別れ。そしてちゃんの車に乗り換えて名古屋まで一時間のドライブ。本当にお二人にはお世話になりました。ありがとうyogiちゃん、夕飯ごちそうさまでしたm(_ _)vちゃん、お土産ごちそうさまでしたm(_ _)v★おねーさまの幸せな或る一日でした★   

2006年10月 3日 (火)

vol.77 『和的解題』*3

Yume7青山ライブ以来Yoshiさんにいただいた『今夜はちょっといい気分』をBGMに仕事を片付けている毎日ですが、今ほど今回のテーマである『夢みる頃』にBGMをかえてキーボードを叩き始めたところです。『夢みる頃』の話題は半月ぐらい前にひまわり隊まるよしサンが「いとしサッコ」<私的解題10>で取り上げていらしたテーマです。できるだけ話題を共有させていただきたいと思いながらもなかなか時間が取れず出遅れてしまいました。今回は私なりの『夢みる頃』を書いていきます。本当はMAYUMIにあつーく語っていただきたいところなんですけどね。Yume3  

一度サッコちゃんに尋ねてみたいと思いつつ聞きそびれているのが衣装のことです。『夢みる頃』というとジャケットの鮮やかな黄色と黄緑色の若葉色(四つ葉色?)のイメージが強いのですが、16歳の恋に夢みる女の子の歌です。淡いピンクがイメージカラーでしたよね?こうして世界に向かって問いかけてみるのも初めてで聞こうということ自体を忘れてしまいます0  ポメラニアンと一緒の画像は『木枯しの二人』の宣伝用スチールの一つですが、この衣装こそが『夢みる頃』の衣装なのです。サッコの写真集をお持ちの方は10月25日サンプラザ音楽祭でグランプリを受賞した時の写真で確認できると思います。もう一つの衣装はオールピンクです。

夢みる頃』の発売日は74年8月5日ですが『ひまわり娘』同様15歳の歌声です。阿久先生の著書「夢を食った男たち」に『ひまわり娘』は73年の暮れに『夢みる頃』はロンドンでのレコーディング時に受け取ったという記述があります。また、-このような時代であったから明るい「ひまわり娘」を書きたかった。日本も暗かったがロンドンも暗かった。ホテルもあるかなしの暖房で渋谷森久とぼくはそんな部屋で震えながら「ひまわり娘」の打合せをし、新しくできて来た曲に「夢みる頃」などという詞を付けながら、これは酔狂かもしれない、全く悪い冗談だと苦笑していた。-とあります。…酔狂?悪い冗談?…裏を返せば阿久先生が本気でで明るく夢ある世の中に変えたいと思っていらしたということですよね。 デビュー前に掲載された雑誌記事によるとサッコちゃんがロンドンへ向かったのは74年1月12日。レコーディング日は1月16日となっています。この時の映像は日テレちゃんに保管されているはずなので35周年記念リサイタルの折りにはDVDにして発売してもらいましょう!がんばろーっ!ひまわり隊!  『オレンジの涙』を含めた3曲はシュキ・レビ作曲ケン・ギブソンアレンジ。このお二人の話題は耳にしますが、カップリングのいえいえB面の『待ちこがれて』の作曲者ジェームス・リードそしてアレンジャーのハル・ワトキンスの話はそういえば聞いたことがありません…。皆さんはいかがですか。Yume1 Yume2

最近になっての『夢みる頃』の想い出話といえばやはり30周年記念リサイタルで披露してくださったことですね。シャウト&スパークに並んで天まで連れていかれそうなファルセットも歌手「伊藤咲子」の魅力だと思うのですが、復帰直後のサッコちゃんはそのファルセットに不安を抱えていて、当時のサッコ日記を読み返していただくわかりますが度々その不安をもらされていました。626の前年末佐世保のディナーショーの後でのこと。私は626で頭がいっぱいのサッコちゃんに「『みる頃』がいちばんキー高いよね」と同意を求められたことがあります。暗黙ながらファルセット尽しの『夢みる頃』が課題の一つだと感じていましたから、「そうです」とサッコちゃんの歌は難くて大変ですねとの気持ちで答えたつもりでしたが、「でもリバティーさんがダバダ~(若葉のコンチェルト)も同じFだってゆってましたよ」(サッコ彩図掲示板869参照)と続けたらサッコちゃんが無言になってしまったという出来事がありました。前身ひまわり隊も626用サッココールを練習した時に『夢みる頃』は外したほど…。でもさすがはサッコちゃんきっちり仕上げて会場をまわりながらこの歌を歌ってくださいました。練習はしなかったけれど即興夢みるコールもばっちりだったと思います(笑Yume5   

過去にサッコ彩図掲示板でマニフェスト夢みる頃政策なんて書いたことがありましたが、ゆとり教育の第一号が来春高校生になるんですよね。16は夢みる頃~ 最後になりましたがモノクロの車中画像は74年8月25日ファンクラブ結成を記念して行われたバスハイクの一枚です16のサッコちゃんです

2006年10月 1日 (日)

vol.76 青山ライブ*2

  ☆ひまわり隊映像班奈良必撮仕事人presents!!Al001Al002 Al003 Al004Al12Al11Al10Al09_1

 Al16 Al15 Al14 Al13                                                                                                         

                                                                          

                                                                                               

                                                              

                                                       

                                                                               

                                                                               

                                                                             

                                                                            ほんの一部なのでお伝えしきれませんが、スライドショーで見ると実にいと楽し…Al04_1Al03Al02Al01

                                                                                                                          

                                                                               

                                                                        171すべてがお見せできなくて残念です奈良さんに今日も多大な感謝★                 Al08_2 Al07_3 Al06_1 Al05_2                                               

女の歌

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