カバーアルバム
岩崎宏美さんの、カバーアルバムが発売されたというので、今日さっそく近くのCD&BOOKショップで購入してきました。その中には私が一番楽しみにしていた本田美奈子さんの、「つばさ」が入っています。あの美奈子さんのロング・トーンほどの長さはありませんでしたが宏美さんの今の歌唱で、美奈子さんに後押しでもされるように、ていねいに噛締めるように、美奈子さんの事を思い出しながら歌っているように感じられました。すぐに世間の風潮に乗って、話題の物に飛びつくというような事はあまりしたくないのですが、去年、美奈子さんがお亡くなりになられてすぐに、無性に彼女の歌を聞いてみたくなり、早速2枚のCDアルバムを購入したのです。そのうちの1枚のうちの「つばさ」を聞いてオーバーですが、脳天が突き抜けるような‘ビビビ’(聖子ちゃんじゃありませんが)とした感触が走ったのです。“これは”っと思いました。こんなに魂が揺さぶられる曲を美奈子さんが歌っていたなんて、そして、歌い上げられるほどの歌手だったなんて・・・と。彼女が生きている間にもっと、もっと注目してもらいたかった曲です。去年のBBSにも載せましたが、私の親友も彼女と同じ病気で、同じ年齢で夭逝いたしました。彼女の事を話し出せば、もうすぐにでも、込み上げてくるものがあるので、あまり多くの事は今、語る気にはなれませんが、宏美さんの美奈子さんに対する気持ちは私も痛いほどわかります。親友が逝ってから、ちょうど今年は七回忌にあたるはずです。そしてもうすぐ命日です。
このアルバムに、宏美さん自身によるライナーノーツが付いていました。そこでサッコの事もオフコースの「言葉にできない」で添えられていました。詳しい事を記すと問題になるかもしれませんので、このアルバムを買うか、どこかのサイトで検索してみてください。オフコースで思い出す事といえば、高1の合宿中に、高3の先輩達がいつもカセットテープで、「眠れぬ夜」をかけていた事を思い出します。そこで私ははじめてオフコースを知ったのです。が、寝る場所が違うといつも寝付けぬ私がその「眠れぬ夜」を聞きながら、本当に「眠れぬ夜」が続いた事を思い出して‘フッ’と苦笑いしてしまうのです。
終わり
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