ずいぶん好き勝手なショートストーリーを考えました。本当は、彼氏を、女の子とつきあい上手なプレーボーイにしようと思ったんですが、サッコを思い浮かべてのイメージだったので、そんな鼻持ちならない男性にはしたくなかったので、やや優柔不断で、心優しい男性に設定してみました。
このストーリーのように、男性は○○が一番好きなのは変わらない。実はバスケの後輩女子とは女子から好きだと打ち明けられていた。それで1度でいいからつきあってと言われ、人がいい彼は1度だけと言いつきあった。また今度と言われ一旦は断ったが2,3度ほどバスケの試合や、買い物などにもつきあった。それがあのそわそわした落ち着かない態度に表れた。
一方で彼の母親には彼女の事を伝えていた。1度だけ、彼女を家へ連れてきた事がある。彼女の事はまあまあいい子だなと母親も気に入ってくれた。その裏で、彼氏の兄の嫁とはうまくいっていなかった。近くへ引っ越してくるといっても嫁とは顔を合わすのも面白くない。それで可愛い次男の彼にはいつまでもそばに居てもらいたい。なにもあなたが出ていかなくても・・と言い、待ち合わせていた日に駅へ向かおうとする彼を泣きながら引き止めてしまった。心優しく母親思いの彼なので、最近痩せてきた母親をひとり残し、駅へ向かうわけにはいかなかった。
ある意味、最後はプライドを傷つけられた、許せない。でも恨めない。あなたが好きなのは変わらない、という心情をうったえた二人の心のすれ違いの、悲劇のストーリーが私の頭には浮かびました。
曲の方は、たんたんとしたイントロの出だしから、段々と盛り上がっていき1番の‘私は泣かない もう大丈夫’の最後の‘ぶ’と2番の‘私は泣かない 涙じゃないわの最後の‘わ’の部分はもう、サッコの歌の真骨頂を表していると思います。
特に2番の方が私は好きです。へんな表現ですが、軍隊の方達が歌う軍歌に合ってるように思います。思わず「起立、礼」とやってしまいたくなってしまいます。「青い鳥逃げても」の最後の‘もう泣かないわ’もサッコご本人が、キーが高いとディスコグラフィーで語ってます。この‘わ’もぐっときますが、私は「紅い花」の方が数段ビビッときて何度聞いても痺れてしまいます。
サッコのレコードのB面は、どれをA面に持ってきてもおかしくないと皆さんも言われてますが、私ももちろんそう思います。特にこの「紅い花」は、個人的に、最もA面にしてもらいたい曲だと思います。
マイベストソング <紅い花>
終わり
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